こんにちわ「髪を切って写真を撮る人」あめちゃん(@amedia_online)です。
2019年の夏にX-T20を買って半年くらいたち、かなり使い込んできたのでレビューをしようと思います。X-T20は2017年2月23日に発売され、X-T30も2019年の春に出て型落ち機種となっているため中古価格ともかなり値段が下がってきていて導入しやすい機種になっています。
僕自身X-T2、X-T3ユーザーでしたので、Tシリーズの良さと、T二桁台と一桁台との違いをお話できればいいなと思ってます。
X-T20ってどんなかめら? 特徴をまとめるよ
富士フイルムのX-T20はX-T2の弟分みたいな立ち位置のカメラです。フラグシップ機だった全部入りのt2から機能を少し制限して必要十分な機能を残して、少し低価格なシリーズというイメージ
ただ非常にコンパクトで扱いやすいので不満無く使えます。特徴をあげてみるとこんな感じでしょうか。
- コンパクトなボディサイズ
- フィルムカメラみたいな外観がかっこいい
- オートモードが唯一ついている
- モードダイヤルが軍艦部にある
- 撮れる絵は他の同じ世代と同じ
- 少しずつ性能が控えめになっている
富士フイルムのカメラは、物理ダイヤルにISOダイヤルとシャッタスピードダイヤルがある機種が多くそれが扱いやすくてよいよという風に言われる事がおおいです。
ぼくもそう思いますが、初心者の方には逆に分かりにくくてさわらないボタンになっている事もあるので、わかりやすいモードダイヤルボタンがあるのが特徴です
富士フイルムの良心、同じ世代の機種と撮れる絵は同じ
下位互換機種を選んだときに気になるのは、上位機種を買ったほうがいい画質で撮れるんじゃないかというもの。この世代(X-T20,X-E3,X-T2,X-Pro2 ちょっと例外でX-H1)の機種はナジセンサーとプロセッサーを搭載してくれているので同じ画質と色味とかで撮れるんです。
なので下位互換に当たるT20で撮ったからだめだぁという風になる必要は無いというのがあります。
実際にx-t20を使用していて、画質に不満に感じた事はありません。(xーt2を使用していた経験を元に)
もちろんX-T20のダメなところもあるよ
先ほどもいいましたが、機能を上位機種からは少し落としていたり、ボディのサイズから来る制約みたいなところもあったりします。
- メカシャッターのシャッタースピードが1/4000までしかない
- ISO感度ダイヤルの物理ダイヤルがない
- シャッターレリーズボタンがやや小さい
- 三脚穴が光軸上にない
- グリップがほぼない
- フィルムシミュレーションに名前がつけれない
- UHS1のみの対応
- 動画に関しての機能面が弱い
とざっとあげただけでもこのくらい出てきます。めちゃくちゃデメリットがおおいように感じますが、実際はちょっと工夫をして使えば解決できることがおおいので致命的なデメリットというほどのものではないと思っています。
例えばアクセサリーをつければ解決する実例としてあげると、光軸上に三脚穴が無いとどうなるのかという事について、
こうなりますX-T20は三脚の穴が電池蓋側ギリギリに開けられているんです、その状態でつけると電池の蓋が空かなくなってしまうんですね。これがコンパクトがゆえのボディの制約なのかもしれません。三脚をよく使うひとにはかなりストレス。ただこれも、グリップをつければ問題は解決します。
こんな感じで問題は解決することができます。
動画機能に関しては、かなり貧弱なので動画をやる人にはちょっと致命的な面もあるかなと思います。それ以外は工夫すれば大丈夫。(イヤホンジャックの端子がちょっと)
操作性は普通に使いやすいTシリーズらしい万能型だと思う
X-T20の操作性は普通に撮影しやすいですと思います。ボタンの配置もあるべき所にあるので、そこまで操作で困ったりすることは少ないです。Tシリーズ(T一桁機、二桁機)は一眼レフスタイルなので比較的ボタン配置に無理がなく万能型的な使いやすさがあります。
コンパクトなボディなので手の大きい方は、やや窮屈に感じるかもしれません。僕は男性ですがそこまで大きくないので窮屈さはあまり感じません。
グリップを握った場合D-pad(十字キー)の右が手にあたることがよくあるのでそこがきになるくらいです。(Fn を解除して誤作動が無いようにしています。)
右肩にはシャッターダイヤルと、露出補正ダイヤルとオートボタンとfnボタンがひとつ。絞り優先の状態で撮影する人だったらほぼこのダイヤルの配置で足りるのではないでしょうか。
ISOダイヤルは無いので基本的にQボタン内からアクセスをして変えることになりますが、個人的には少し慣れれば問題なく使えています。
AUTOボタンは意外と実用性がある
意外に思うかもしれませんが、AUTOボタンは意外と使います。といのは、人に撮影を頼むとき(記念写真で一枚お願いする時とか)に必ずしもかめらの操作が分かる人に頼めるわけではありません。
そんな時にオートにして渡すと、大成功はないかもしれませんが、失敗な写真はかなり減らせます。後は奥さんはカメラ全然わからないけどちょっと撮ってよってという時にも意外と安心して渡すことができます。
富士フイルムのXシリーズの機種では唯一のAUTOボタンのある機種がT二桁シリーズになっています。
X-T20は同世代機種の中古で一番安い
最新機種は高いなという事でできるだけコストを抑えたい、でも古すぎて使いずらいというのも微妙です。個人的な見解ですが、ストレスがなくなおかつ古さをあまり感じない性能というのをかんがえるとX-T20、X-E3、X-T2、X-Pro2、X-H1になります。
この世代のセンサーとプロセッサーを搭載している機種で一番中古価格がお安いのがX-T20になっています。2020年1月現在で比較してみます
機種 | 中古価格(価格.com) Bランク(良品くらい) |
X-H1 | 90000円位 |
X-Pro2 | 94000円位 |
X-T2 | 66000円位 |
X-E3 | 45000円位 (A品は軒並み55000位) |
X-T20 | 45000円位 (A品が50000ちょうど位) |
という感じです。意外とX-E3ともいい勝負の価格帯にはなっていますが。後継機種が発売されていないためか、E3のほうが中古価格がやや高めにはなっている印象です。
レンジファインダースタイルが好きな方はE3もいいかも・・・(欲しい)
やはりフラッグシップの上位機種と比べるとかなりコスパが良いのではないかなと思います。基本的には同じ画質ですし。
X-T20のまとめ
半年ほどメイン機として使用してきて、の感想です。僕自身X-T2と、X-T3というフラッグシップ機を使ってきたところからの中級機という感じでした。導入前はX-T20でやっていけるかな?と不安に思ったのですが実際には非常に扱いやすい機種でなおかつコストパフォーマンスが高い機種だと思います。
もちろん、機能面では色々劣る部分もありますが、手をかけてあげないといけない分可愛く見えてくる機種なんじゃないかと////w