初めてのリバーサルフィルムは本当に感動した| Velvia 50の作例

どうもあめちゃんです。

今まで、ネガフィルムばかりで撮っていたのですが、初めてリバーサルフィルム(ポジフィルム)というフィルムで撮ってみたのです。

リバーサルフィルムは難しいイメージがあって挑戦していなかったのですが、仕上がりに感動したのでそんなお話を

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ポジフィルム(リバーサルフィルム)とは?

よく聞くリバーサルフィルム(ポジフィルム)とはいったいどんなものなのでしょうか?

現像したフィルム上にコントラスト・色が反転していない画が写るタイプのフィルムとなって、フィルムにそのまま画像として完成されたまま出てくるのが特徴のフィルム。フィルムの種類はこんなかんじで分類されているようです

  • ネガフィルム(陰画)
  • ポジフィルム(陽画)



ネガフィルム

普段からよく使っているネガフィルムはポジフィルムとは反対にそのままでは仕上がりの絵をみることができないので陰画とよばれているそうです。

リバーサルフィルムはというとフィルムにそのままカラーで焼き付いているというのですがそれがこちら

リバーサルフィルム(ポジフィルム)

リバーサルフィルムすごくないですか?こんなかんじであの小さい135フィルムに写っているんですよ

リバーサルフィルムはフィルム自体のお値段も大体1500円くらい(2020年現在)でネガフィルムよりは高いですし現像代もポジフィルムのほうがたかったりします(現像は場所によってやすいところもある)

とりあえず、ネガフィルムよりはお金がかかってしまうんです…

さらにネガフィルムに比べてラティチュード(デジタルで言うところのダイナミックレンジ)が狭いため露出がシビアなので撮影も難しいといわれています


上の事を考えると、ちょっとはじめるハードルが高いなぁというのがリバーサルフィルムを僕がはじめれなかった理由だったんですよね

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難しい、高い。でもリバーサルフィルムをやってみたら感動した。

初めて挑戦するまでのハードルがなんとなく高いリバーサルフィルムなのですが、仕上がって光に透かして見た時のフィルムに浮かぶこの絵は本当に感動します。

リバーサルフィルムで撮られる先輩たちからよく聞くのは「リバーサルフィルムは宝石みたいだよ」って言うんですよね。

30代のいいおじさんが言うのもあれなんですけど、リバーサルフィルムは本当に宝石みたいだなってすごく納得しちゃいましたw



【作例】 初めてのリバーサルフィルムは ベルビア50

初めてのリバーサルフィルムは富士フイルムのベルビア50を使い自家製でデジタイズをしてみました。

僕はデジタルカメラは富士フイルムユーザーなのですが、富士フイルムにはフイルムシュミレーションというフィルムを再現した機能があるのです。

その中にベルビアもあるのですが本物のフィルムで使うのは富士フイルムユーザーとしてはなんか「あほんものだ・・・」となりました、僕はデジタルから入ってフィルムを最近始めたので本当のベルビアをしらなかったんですよね

撮ったのはちょうど紫陽花の時期

ベルビアと言えば、ビビッドな色味でコントラストも強めな印象がありますが…

あぁぁ~紫陽花////// 水滴ぃぃい~なんかかなり透明感というか艶がある気がします? フィルムがとうめいだからですかね?(違う)

ピンクの紫陽花
モンシロチョウ
お気に入りの浅間神社から

浅間神社の展望台
丸子橋

ベルビア50で青空を撮るとスカッとぬけがよくて本当にきれいに撮れるんですね。最後の丸子橋の写真は特に川の色も空の色が写りこんで青くなっているのもとってもきれい。(多摩川はこんなに青くないきがするよ)

紫陽花がきれいな公園にて

外でも日影と日向でコントラストがきつい所はラティチュード(デジタルで言うところのダイナミックレンジ)が狭いためかがっつり潰れてしまっている。

ヘアカット後の撮影
事故後の標識
採れたての我が家の野菜ちゃん達

この野菜の質感やばぁいです 野菜の凹凸とか光の入り方とか大葉の葉脈とかもうみたままのみずみずししさを感じれるきがします。フィルムということ忘れますw

それを撮る妻

ラティチュードが狭いとはいえ、手の部分のでは自然なハイライトくらいでなんとか保てています この写真好き

ゴーヤを収穫する息子
トマトマン

でーたじゃなくて、リバーサルフィルムとしてこんな息子の姿をのこしておけるのって将来透かして見て結構思い出になるんじゃないかなと思っているトマトマン。

カブトムシ

ハイライトが飛ばないように測光して撮影したら背景がストンと落ちて逆にいい感じになりましたw 不幸中の幸いですね。

スマホで見るとわからないかもですが、腕の所の産毛の質感までうつっているのにちょっとぞくっときました。(NIKKORすごい・・・)

カブトムシ

これは失敗。カーテンに露出があってしまって部屋の中は完全に真っ黒になってしまいました、光の入るようなコントラストがつよい所での撮影は結構難しいなぁという風に感じます。

ゴロゴロしてる
夕日
朝日 これは見た時声出た・・

最後はこの一枚、はフィルムで見た時に声出ました。ベルビアの色の濃さも相まってすごいいい朝日が撮れた・・・

という感じで1本目のフィルムを自分でデジタイズしたものはこんな感じになりました。

使ってみての感想は、ネガとは全く別物だなぁという感じでベルビア50は時に粒状感とかを感じないですし本当にクリアに写るなという風におもいます

デジタル化をしてしまったらデジタルで撮ったのと一見すると見分けがつかないくらい高精細になるカットも何枚かあったりしたのであらためてリバーサルフィルムのすごさを体感しました。

リバーサルフィルムの撮影とか色々工夫したところについて

絞り優先自動AEができるF801sと ベルビア50
絞り優先自動AEができるF801sと ベルビア50

撮影に関しては、個人的にはAE機能(自動露出制御)ができる機種を使えばラティチュード(デジタルで言うところのダイナミックレンジ)が狭いという部分は難しく考えなくても大丈夫そうかなと思いました。

そう思ってAE機能がついているNikonのF801sで撮影しました。これだけでも撮影のハードルがかなり下がった気がします。

ポジフィルムのデータ化について、自家製デジタイズ装置を作った

自家製デジタイズ装置
自家製デジタイズ装置

ポジフィルムは現像はネガフィルムより金額が高くなってしまいます。それに加えてデータ化となるとさらにかかってしまうので自分でデジタイズ装置を自作をすることで費用を抑えました。

お金を出せれば、NikonのES-2というデジタイズできるキットが販売しています

ネガフィルムのデジタイズはネガポジ反転をしたり、意外と思い通りの色にならないという声を聴いたりするのですが、ポジフィルムに関しては取り込んだままで完成しているので自分で取り込むメリットは大きいのではないかと思います。

自家製デジタイズ装置についての作り方は別に記事にしようと思います。


リバーサルフィルムめっちゃ楽しいし、思い出になるので是非やってみよう。

僕の場合、ネガフィルムのネガはデータ化された後って保存はしておくもののなかなかそれ自体を再度見返すという事がないのですが、リバーサルフィルムは現物がもう作品として完成されているのでいつ眺めてもたのしいのがうれしいです。家族で透かして虫メガネとかでみてたのて楽しんでいます。

リバーサルフィルムははじめるのに色々なハードルが高いというのは冒頭でもお話をした通りなのですが、本当に初めて光に透かしたときに、奇麗すぎて感動するので是非一度はチャレンジしてみてほしいなと思います。

リバーサルフィルム色々

今回使ったリバーサルフィルムは、ベルビアのISO50ですが、100のほうが撮りやすそうですね。秋とか紫陽花とかに向いています 朝日夕日にも最高ですね。

富士フイルムのフイルムシミュレーションでもベーシックな立ち位置のプロビアですので、オールマイティに人物から風景まで撮影するのであればプロビアを選択したいなぁと今回感じました(今回人がちょっと濃かったですね)

ちょっと前に再販されたKodakのE100、エクタクロームは、発色が渋めで雰囲気がある感じになるそうです。クラシッククロームみたいと表現する人もいるようですが、僕も1本持っていてまだ使ってないので次回の楽しみにしています。

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