ついに山崎ズマールになって完全覚醒をした話

どうもあめちゃんです

去年の秋くらいからレンズの研磨修理のスペシャリストの山崎光学さんにお願いをしていたうちのくもり玉のズマールさんがついに完成して帰ってきまして『山崎磨きのズマール』になりました・・・・

結論から言いますと、今までのズマールから進化して、めちゃくちゃすごいです・・・・

広告

山崎光学写真レンズ研究所とは?

以前も沈胴ズミクロンの研磨をお願いした時にも記事にはしているのですが、山崎光学写真レンズ研究所の山崎さんは一言で言えば写真レンズの研磨の超スペシャリストです

レンズにとってキズ、カビ、くもり、バルサム切れとかそういったものはレンズに悪影響になったりします、そういった状態のものはなかなか一般的には修理が難しいのですが、そんなレンズ達を救済してくれて本来の描写に近い状態にメンテナンスしてくれるのが山崎さんなのです

amedia-online

どうもあめちゃんんです 今回はレンズを修理にだしていて戻ってきたのですというお話です。お気に入りのレンズ沈胴ズミクロンの…

広告

曇っているズマールから山崎ズマールへ

ズマールというレンズは1933年に発売されたレンズで戦前に生まれたレンズで90年近くたっているバルナックライカ時代のスクリューマウントレンズ。

ズマールは『ボケ玉』『クセ玉』と呼ばれているので一般的には味のあるレンズに分類されているようで、不人気玉といわれてライカレンズの中では格安のレンズになっています

このレンズの特徴として前玉のガラスの素材が柔らかく拭き傷がつきやすいというのがあり、もうかなり古いレンズなので経年劣化している個体がおおく状態があまりよくないものが特に多いといわれています。

そんなズマールですが山崎さんにお願いすることによって、可能な限りズマールというレンズの性能を引き出してもらえるのです(オリジナルの描写になるという意味ではないですが)

マップカメラのこの山崎ズマールのこの記事が非常に記憶に残っていて・・いつかはお願いをしてみたかったんですよね。

僕の持っていたズマールも例にもれず曇りがあり、前玉に傷がある感じで状態は良くなかったので実は友人から譲ってもらって「機会があったら山崎さんで磨いてもらってね」というふうに言われててたんです

(曇っている描写もかなり好きだったのだけど曇りの日限定になっていた・・・)

amedia-online

どうもあめちゃんです。 友人からsummar(ズマール)50mmf2を譲ってもらったので小躍りしながら撮影をしています。…

そして帰ってきたズマールはこちら

状態の悪かった曇った僕のズマールがめちゃくちゃクリアになっていますいやぁ~すごいですねこれ・・・・全然別物になった・・・w

しかもモノコートのコーティングをしてもらっているので青紫みたいな色をしています。

ズマール独特の絞りがまたかっこいい・・・

いいや〜いいですねいいです

こうやってみると、LeicaM10-Pのファインダーのガラスのコーティングとよく似た色をしていますね・・

【作例】LeicaM10-P ×山崎ズマール

というわけでですねLeicaM10-Pにつけて最近撮り歩いております

試し撮りにベランダのところ撮りがち・・

開放で息子の左目に合わせて撮りました

曇っている時からピント面の繊細な描写の鱗片は見えていたんですけど、山崎さんに磨いてもらったズマールはすごいですねめっちゃいいです

ピントのキレがほんと良い感じ

今までだとレンズの曇りで晴れの日だとすぐコントラストが落ちてかなり眠い感じになってしまっていたのですが(それが曇りの日とマッチしていたのですが・・・w)、磨き後は今のところはコントラストが落ちたりするようなことは起こっていません

非常に扱いやすくなりました

あとはモノコートのおかげでかなりカラーで色が出るようになりました。ノンコートの渋めの色も良いのですが・・・常用したいと考えるとコーティングは良いですね

これは明らかに違いがわかると思います

うぅむうぅぅぅ~髪の毛の質感とか解像度とかすんばらしい・・・・

ズマールらしい描写ももちろん健在

あぁズマールっぽいねって思った一枚

ズマールといえばぐるぐるボケをするクセ玉なのでもちろんズマールらしさは健在のままです

なんかこんなけ梅の色がしっかりのっているのにグルグルすごいしてなんか不思議な感じがします

この写真なんかは結構好きです。上の木の部分は結構崩れてざわざわしているのですが巣箱とか木の幹はしっかり写っていていい塩梅です

完全覚醒したズマール

正直ここまで描写が変わるとは思っていませんでした『山崎ズマール』。

もちろん、オリジナルしかダメという方からすると研磨は×という風な考えをお持ちのいる方もいるとは思いますので難しい所もあるのですが、僕個人的な考えでいうと状態が悪くて使われなかったレンズを蘇らせて大事に使われるレンズになるのであれば修理の一つとしてよいのではないかと思います。

山崎磨きのズマール大事に使っていこうと思います

amedia-online

どうもあめちゃんんです 今回はレンズを修理にだしていて戻ってきたのですというお話です。お気に入りのレンズ沈胴ズミクロンの…

amedia-online

どうもあめちゃんです。 我が家の沈胴ズミクロンが山崎光学写真レンズ研究所さんの修理から返ってきてというのを少し前の記事に…

広告
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。