こんにちわ「髪を切って写真を撮る人」あめちゃん(@amedia_online)です。
東京に住んでいますので、富士フイルムスクエアというサービスステーションが六本木と丸の内あります。そこではカメラのボディとかレンズを当日なら無料でレンタル出来る(例外もあり)というとっても良心的なサービスがあります。(現在は丸の内のみ)
なのでそのサービスを上手に利用して、比較やレビューをしていこうかと思います。実際のところ全部のレンズを買う事は現実的に難しいですし、全部のボディなんてなおさら無理です。
地方にお住まいの方で、レンズの実機をどうしても触ることができないとかそういうお話は良く聞きます。僕も実家に帰った時に電気屋さんに行った時は品揃えの悪さに愕然としました。なので都内に住んでいるメリットを生かして、実際に実機を触るのが難しい人のために気になっていたものをレビューをしてければいいなと思います。
XF10-24mmF4 R OISのスペック表から分かること。
型番 | XF10-24mmF4 R OIS |
---|---|
レンズ構成 | 10群14枚 (非球面レンズ4枚、異常分散レンズ4枚) |
焦点距離 | f=10 – 24mm (35mm判換算:15 – 36mm相当) |
画角 | 110° – 61.2° |
最大口径比(開放絞り) | F4 |
最小絞り | F22 |
絞り形式 |
|
撮影距離範囲 |
|
最大撮影倍率 | 0.16倍(テレ端) |
外形寸法:最大径×長さ(約) ※先端よりマウント基準面まで |
ø78mm×87mm(ワイド端)/87mm(テレ端) |
質量(約) ※レンズキャップ・フード含まず |
410g |
フィルターサイズ | ø72mm |
フルサイズ換算15mm-36mmという焦点距離なので、超広角からやや広めの標準域にかかるくらいの焦点距離になっているため通常の撮影でも使いやす設計になっている。手ぶれ補正があるのも高ポイントですね。あとはインナーズームというのはすごくいいです。
重さに関しては410gと特別重いレンズではない気がします。23mmf2とか35mmf2とかそのあたりのシリーズが特別軽すぎるので、ズームレンズとては普通くらいだと思います。
広角レンズのためレンズのサイズ感からするとフィルター径は72mmと大きい気がしますがこの辺はしょうがないところかなとお思います。
XF10-24mmF4 R OISとXF16-55mmf2.8のサイズの比較
この写真で見るとひとまわりというよりふたまわりくらい小さい気がするのでそんなに大きくないという印象。とは言っても普段使っているレンズがXF16-55mmf2.8の僕の言うサイズ感は信用できないという人もいるでしょう。(よく考えたら結構大きいレンズだった・・・w)
サイズの表現だとだとレンズの根元の一段階太くなるまではXF18-55mmf2.8-4の太さのイメージでそこから広がっていく感じというとなんとなくわかってもらえるでしょうか。
たった5mmの差でこんなにもレンズの印象が変わるものかというくらいサイズが違いますね。たかが5mmされど5mmといったところでしょうか。
XF10-24mmF4とXF16-55mmf2.8をX-T2につけて比較をしてみました。サイズ感の違いの参考までに。
超広角レンズ初心者がXF10-24mmF4 R OISに求めたい事。
僕は超広角レンズは初めてといっていいほどに初心者なのですが、僕がレンタルをする前に気になっていったのは、このレンズの焦点距離で換算で16mm~36mmという焦点距離を使えるという事です。超広角レンズでありながら広めの標準域を使うことができるので、なんなら35mmという気持ちでスナップ要員という感じで使用できないかという考えを僕は持っています。
初心者の人の場合、完全に超広角域だけの仕様の場合にもし持て余して使いこなせなかったらどうしようとなってしまうので、このレンズのメリットとして換算36mmまで使えるという事ですね。
超広角ズームとしての性能とレテ端24mm(換算36mm)のスナップ要員としての性能
僕がXF10-24mmF4 R OISを購入する前にしりたい項目がここです。超広角として10mm(換算15mm)の性能と、スナップ要員として24mm(換算36mm)でf値の最少が4であるという事でどれだけ満足したスナップが撮れるのかという事がとても気になっていました。
焦点距離的にはかなりおいしい焦点距離をしていますが、f4始まりがどこまで満足がいくのか・・・ 作例を使ってみていきたいと思います。
10mmと24mmはどれだけ違うのかまずは画角の比較
10mm(換算15mm)での作例
小屋を一枚。超広角じゃなきゃ得られない、開放感といいますか広さを感じます。かなり近づいて撮影したのですが、すごい寄った感はないですね。
他の焦点距離ではできない表現は10mm(換算15mm)の魅力ですね。
室内というほどの場所ではありませんが屋外よりもさらに空間が広く表現できています。
さすが超広角といった感じでしょうか。こんなにワイドに撮れるのは普通に撮影をしても特別な作品のような感じになりますね。
24mm(換算36mm)での作例
個人的にはこちらの作例がどこまで自分の使いたい許容範囲に収まるかというのが、このレンズの課題という所があります。暗めのf値のf4を最大限に生かしたいので開放で撮影していきました。
まずはよくありそうな、構図でその辺の植物をスナップしました。f4で被写界深度は深めかと思いきや、葉っぱの下の方はボケかかっているのかただ単に僕の撮影のピントが悪いのか。一番ボケを作りやすい構図ですのでボケ量はこの感じだとまずまずという感じでしょうか。
僕の場合スナップの被写体として多くなるであろう子供の写真です。24mm(換算36mm)という事とf4という事を考えるとあまり離れた感じでは撮影はしないかもしれません。こんな距離感で撮影する場合にはまずまずでしょうか。
前ボケも入れつつ、猫を撮影。この写真に関しては結構いい感じに撮影できたと思います。猫の毛並みの質感も表現できているという風に感じます。構図や被写体などの条件をうまく使うと24mm(換算36mm)でもこんな風に撮影が出来ます。
焦点距離のXF23mmf2の代わりになるかと言われるとならないと思います。そこはなかなか、難しいところですね。
もうちょっとだけ明るいf値だと使いやすそうだなと思います。
撮影をしながら、若干解像感に不安を覚えながら撮影をしていましたが、記事を書きながら改めて思ったのが、まずこの超広角ズームレンズは二つの焦点距離の全く違った絵を一つのレンズでいけるのはすごいという事でした。
ズームレンズなんだもんな・・・
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超広角レンズでこの構図にするのが間違っていると思うのですが。
広角で寄って背景を広く見せたい時にすることがあるかもしれない構図なので試してみました。
建物などを撮影している時には気がつかなったのですが寄りすぎて撮影をすると、JPEGで補正が入っていてもこのくらいながれてしまいます。
どんな超広角レンズでも構造上湾曲収差や周辺画質は甘くなったりするようですが、XマウントにはXF14mmf2.8という広角単焦点があります。
換算で21㎜なのでXF10-24mmf4ほどの広角感はありませんが、単焦点ならではのキレのある描写性能に、収差がかなり少ないという評価の高いレンズもあります。
⇒広角単焦点XF14mmf2.8が歪曲収差を徹底的に抑えているので欲しくなってきた件。
撮影の仕方さえ気をつければ大丈夫なので。使い方との兼ね合いで相談したいところですね。
超広角ズームレンズの使いどころの難しさ。
焦点距離的に超広角ズームレンズがめちゃくちゃ使いやすいわけはないのですが、10mm(換算15mm)で撮る事の難しさというのを実感しました。
【例えばこの写真】
広い景色こそ超広角という風に僕もずっと思っていたのですが、実際に撮影をしてみると、確かにかなり広い視野で撮影は出来ているものの特別に何か凄いという感情は湧いてきませんでした。
実際には換算24mmでの撮影でもそこまで違わないかなとも思っていしまいました。(XF16-55mmf2.8のワイドなどの換算24mmでも十分だなと・・・)
本来は違うのですが、広い所を広く撮るときにかなかいい感じ撮影できない。
これは常に付きまとう事になるのでしょうが、広角過ぎてなんでも入ってしまうという感じはあります。これこそ慣れでしかないとおもうのですが、構図を作るセンスが問われるという感じでしょうか。
室内の撮影でXF10-24mmF4 R OISの魅力が倍増する。
色々なレビューを拝見してると室内出の撮影は超広角は向いているという事をよく聞きます。検証するべく。新国立美術館に撮影をしにいってきたのでそちらの作例もアップしていきます。
新国立美術館を超広角レンズXF10-24mmF4 R OISで撮影の記事はこちらから⇒
外の広い景色を撮るのとはうってかわって屋内でわかなり広く写すことができます。新国立美術館は特に建築物としてかっこいいので、素敵に写ります。
広い景色を撮っている時とは違い、撮影中もかなり満足感がある感じで撮影ができると思います。
撮影をしていて明確に超広角感感じられる写真が撮れます。ここははやりXF10-24mmF4 R OISは純正富士フイルムレンズの中で唯一無二でした。(XF8-16 mmf2.8 が発売になりました。)
壁に向かって撮影をするというのもまた面白い表現でした。ただワイドに撮影するだけでなく。床がグッと奥行きがあるように見えます。
⇒【撮影スポット 東京】新国立美術館は最高にお洒落な写真が撮れる。カメラが趣味の人にとっては一度は行きたいスポット
XF10-24mmf4とXF8-16mmf2.8はどっちを選べばいいの?
換算12mm-24mmという焦点域で赤バッチの通しズームですので、描写性能はかなりいいものが登場することはまちがいないでしょうが、金銭面的な問題でかなり高額になりました。
それにくらべ今現在XF10-24mmf4はわりとお手軽な値段で購入出来る感じになってきています。もし超広角で星を撮りたいとかでない限りはXF10-24mmf4の需要もあると思うので発売してからもおすすめできるレンズですね。
汎用性がとても高く広角初心者におすすめなレンズ
やはり10-24mmという焦点距離ゆえにテレ端換算36mmで撮影できるのこのレンズの特徴であり最大のメリットかなと思います。汎用性はとてもたかいのですが、その一方で、テレ端で画質がもう一歩解像していれば文句はないのですが。それを差し引いても10mm(換算15mm)の広角具合はほかに代え難いので僕はこのレンズでも満足かなと思います。
最終結果は・・・
僕も広角初心者なので広角を使いこなせるかという不安要素を24㎜が使えるという汎用性でぬぐい去ってくれるレンズ