こんにちわ「髪を切って写真を撮る人」あめちゃん(@amedia_online)です。
東京に住んでいますので、富士フイルムスクエアというサービスステーションが六本木にあります。そこではカメラのボディとかレンズを当日なら無料でレンタル出来る(例外もあり)というとっても良心的なサービスがあります。
なのでそのサービスを上手に利用して、比較やレビューをしていこうかと思います。実際のところ全部のレンズを買う事は現実的に難しいですし、全部のボディなんてなおさら無理です。
地方にお住まいの方で、レンズの実機をどうしても触ることができないとかそういうお話は良く聞きます。僕も実家に帰った時に電気屋さんに行った時は品揃えの悪さに愕然としました。なので都内に住んでいるメリットを生かして、実際に実機を触るのが難しい人のために気になっていたものをレビューをしてければいいなと思います。
やってほしい企画やレンズなど、どうきになってるかなどコメントやSNSでご連絡していただければ対応いたします♪
「富士レンタル通信」第一回目はキットレンズでかなりな優秀XF18-55mmF2.8-4 R LM OISと皆があこがれる赤バッチのXF16-55mmF2.8 R LM WRを同時に使用して比較をしていきたいと思います。
今回はツイッターでアンケートをとらせてもらって決めました。
時間がとれたらフジフイルムスクエアでレンタルがしたいなぁ。どんな比較記事が、きになるのかな?
— あめちゃん/自由が丘美容師 @fujifilm (@amedia_online) 2018年2月14日
個人的には一番上の望遠の比較がやりたかったですけど。今日のスケジュール的に望遠が活かせないスケジュールだったのでちょうどよかった。
XF18-55mmF2.8-4 R LM OISとXF16-55mmF2.8 R LM WRの比較記事に入る前に事前確認事項
今回はXF18-55mmF2.8-4 R LM OISとXF16-55mmF2.8 R LM WRを比較するにあたってできるだけ使用条件を同じにするためにX-T2をもう一台借りて二台体制で撮影をしています。
同じにした設定は以下のとおり
- ISOはAでシャッタースピードもAです
- 露出ダイヤルはOに基本固定で、同じところの撮影でばらけないように気をつけます。
- ダイナミックレンジはAUTOだとバラつきが出るので100に設定
- フィルムシュミレーションは個人的な趣味でPRO Neg.stdで使用
- AFはシングルポイント必要であればフォーカスレバーで移動
- WBはAUTO
こんな感じで設定していきました。普通に使用するのとは少し違う設定にかもしれません。が条件を同じにしやすい設定を心がけてみました。
まずはXF18-55mmF2.8-4 R LM OISとXF16-55mmF2.8 R LM WRスペックから比較
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
このレンズは、皆さんどこかしらのタイミングでセットレンズで着いて来て使用したことがあるというかたもおおいのではないでしょうか。普通キットレンズというと廉価版で若干微妙な場合いも多いなか、富士フイルムのキットレンズはもはやキットレンズと呼ぶのは失礼なくらいな映りをしてくれるというので評判です。一般的に大三元レンズと呼ばれるものはf2.8の通しレンズで、その下の小三元レンズに近いスペックがあるといわれています。
良く考えるとこのレンズをキットで提供する富士フイルムはすごいですね。
型番 | XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS |
---|---|
レンズ構成 | 10群14枚(非球面レンズ3枚、異常分散レンズ1枚) |
焦点距離 | f=18 – 55mm(35mm判換算:27 – 84mm相当) |
画角 | 76.5°- 29° |
最大口径比(開放絞り) | F2.8 – F4.0 |
最小絞り | F22 |
絞り形式 |
|
撮影距離範囲 |
|
最大撮影倍率 | 0.15倍(テレ端) |
外形寸法:最大径×長さ(約) | ø65.0mm×70.4mm(ワイド端)/97.9mm(テレ端) |
質量(約) | 310g |
フィルターサイズ | ø58mm |
略称 | F XF18-55mmF2.8-4 R |
XF16-55mmF2.8 R LM WR
通称赤バッチのf2.8の通しのズーム。皆の憧れですね。僕もあこがれていますが、なかなか使える機会が無かったのですが。画質がもはや単焦点レベルだというお話もちらほら。。。
換算で24mm~84mm相当の焦点距離をF2.8でカバーした「XF標準ズームレンズ」のフラッグシップモデルです。高度な光学設計により各種収差を極限まで抑えることで、ズーム全域で画面の隅々まで高い解像力のズームです。
型番 | XF16-55mmF2.8 R LM WR |
---|---|
レンズ構成 | 12群17枚(非球面レンズ3枚、異常分散レンズ3枚) |
焦点距離 | f=16 – 55mm(35mm判換算:24 – 84mm相当) |
画角 | 83.2°- 29° |
最大口径比(開放絞り) | F2.8 |
最小絞り | F22 |
絞り形式 |
|
撮影距離範囲 |
|
最大撮影倍率 | 0.16倍(テレ端) |
外形寸法:最大径×長さ(約) | ø83.3mm×106.0mm(ワイド端)/129.5mm(テレ端) |
質量(約) | 655g |
フィルターサイズ | ø77mm |
略称 | F XF16-55mmF2.8 R LM WR |
スペック表上からわかる事
まず、レンズの重さがXF18-55mmF2.8-4 R LM OISが310gで655gで倍以上の重さになっているという事。もちろんサイズもかなり大きくなっているという事がわかります。
後はワイド端が換算27mmと24mmという所は大きな違いになりますね。実際24mmくらいあると風景もかなり撮りやすいですね。27mmだともう一歩広角が欲しくなって広角単焦点を迎え入れようか悩むことになるかもしれません。
焦点距離の実用性的にはXF16-55mmの範囲は日常に必要な焦点距離を十分にカバーしているという感じです。
XF16-55mmF2.8 R LM WRには防塵防滴もあるのもうれしいところですね。この辺の比較自体は色々なところでもやっているでしょうし。実際に皆さんスペック表をにらめっこしているのではないかと思いますのでこの辺にしておきます。
手ぶれ補正がないのがちょっときになりますが。この焦点距離ならなくてもシャッタスピートは稼げるので個人的にはそこまで気にならないです。
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XF18-55mmF2.8-4 R LM OISとXF16-55mmF2.8 R LM WRの比較したい気になるポイントは?
個人的にな比較したいポイントにはなってしまうのですが。基本的にはこの比較記事に興味がある人ってXF18-55mmF2.8-4 R LM OISをもうすでに持っている人がXF16-55mmF2.8 R LM WRに買い換えたいか、そのまま据え置きでもいいのかを知るための記事でもあったりするわけで。そんな視点で比較ポイントを選んでいけたらいいかなと思います。
- まずはサイズの問題、重さ携帯性大きさなど。
- 描写性能は?
- ワイド端テレ端の比較。
- f2.8をどう活かす?
1.サイズの問題 重さ携帯性 大きさ
一番のネックなのは大きさでしょうか、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISがかなりコンパクトなのでXF16-55mmF2.8 R LM WRはかなり大きく感じます。お世辞にも取り回しがいいとはいえないかなと思いますし、機動力は下がります。
X-T2はフジフイルムの中でもペンタ部分もあるしボディのサイズは大きいほうだと思いますが。とりあえずT2だとしてもレンズが大きい。普段XF90mmf2という割と単焦点では大きめのレンズを使っている僕でも、大きいと感じるくらいなので、小さ目の単焦点がメインの人だと結構面食らう大きさかなと思います。
レンズが655gあるので、ボディが小さい機種だとバランスが悪くなってしまいますね。
X-T2に縦グリップを付けた状態ではだいぶバランスが良くなります。というか気持ち的な問題で、グリップを付けた時点で既にだいぶ大きくなるので、レンズのサイズには余りこだわらなくなると言ったほうが正しいでしょうかね。
実際には縦グリップ現在当てはまるのがT1、T2、H1だけになってしまうのであれなんですけど。
普段大きめの単焦点を使っているので個人的にはサイズはギリギリ常用使用可能だなと僕は思いました。
2.描写性能は?
もちろん16-55mmに描写性能はぶがあるとは思いますが。18-55もかなり健闘をしてくれています。ただやはりボケ味といった部分でf2.8通しというところに差が出ています。
ちょっと時間にタイムラグがあって全く同じ写真ではないのですが、ここでは16-55mmの描写力が光りました。髪の毛の質感が1本1本分かる位に解像をしているのがわかります。18-55mmは並べて見てしまうと少しゆるい気もします。
この写真はレンタルしてすぐの時なんですがズームでこの描写力があるなら、大きくてもいいかとしょっぱなから思ってしまいました。
ボケ量はやはりf2.8通しの恩恵を受けている
やはりテレ端55mm(換算84mm)ではf2.8とf4というのは結構違いが出てくるものですね。ボケ量が大きいので被写体の立体感が良く出ています。近接ではないけど、しっかりと浮き上がっているので。85mm(中望遠)として活躍することも可能そうですね。
ただこちらはXf18-55mmも負けていなくて、ボケ量では確かに負けていますが。解像度で言うとXf16-55mmよりもしまった印象です。実際等倍でみるとXf16-55mmのほうが緩い感じになっていると思います。
18-55mmの健闘っぷりがすごいですよね。実は18-55mmの健闘っぷりを表す記事でもあります。
ポートレートになるともう少しボケ量が欲しくなるかもしれないですけどね。そうしたらxf56mmf1.2が最高の選択肢になると思いますが。ここまでつかえれば十分ですよね。というかズームですからね・・・w
3.近接でのテレ端の比較(テーブルフォトなどを想定)
XF18-55mmF2.8-4 R LM OISの最大倍率は0.15倍でXF16-55mmF2.8 R LM WRは0.16倍になります。この0.01がどう出るかという比較なのですが思ったよりも大きさが違ったのでびっくりしました。
※AFで焦点が合うギリギリまでよって撮影
なんか思ったよりも差が出ました。こんなけ寄れるのに差があると意外と有能性があるのではないかと思ってきた。
[the_ad id=”12819″]4.f2.8通しをどう活かすか。
個人的にはf2.8はテレ端84mmの時に撮影しているとズームではなかなか表現できないくらいの結構いい感じの立体感で撮影できていた気がします。ワイドだとそこまで描写性能がすごく違うかと言われるとそこまで違わない気もしています。(素人の目ではそこまでわからない)ブログに上げたりするくらいの小さいサイズでは多分ワイド側の違いはそこまで出ないでしょう。
例えばこのバスの写真も自然な立体感で全然のぺっとしないあたりは16-55mmはすごいなって・・・素直に思いました。
テレ端ではなかったとしても、xf18-55mmだとすぐにf値が動き始めてしまうので実質f2.8で使用できる範囲は相当限られてしまうということも考慮したいところですね。
f2.8の明るいズームは1本あれば他はドナドナできるのか?
フジフイルムスクエアでレンタルをしてから家族でちょこっとお出かけして、美術館的なところに行ったのですが、ズーム1本でいけるか?といわれると。室内で動き回る子供はやっぱりf2.8でもけっこうきついです。おもわずISO12800にして撮影をしてました。個人的には低ISOが好みなのですが、富士フイルムは高感度耐性が高いという事を生かしてなんとかシャッタースピードを稼いでいました。
単焦点ばっかり使っていると、このくらいの明るさだったら開放なら難なく撮影できる明るさです。高感度耐性なんてそんなにいる?って思っていた口だったんですけど。さすがにズームを多用したら必要そうですね。
明るい単焦点を1本常備したくなる!!
やはりxf35mmf1.4とかその辺の明るい単焦点を一本は常備しておかないとちょっときつい場面もでてくるのかなと思いました。
買い替えをするのかという問題。冷静に考えてみる
これは本当に頭を悩ます問題だなっておもいました。xf16-55mmの描写性能は確かに単焦点レベルの解像度と単焦点に近いボケを作る事も出来そうです。xf18-55mmもコンパクトさ描写性能を考えればかなりのおすすめレンズです。
ボディのサイズの問題は大きく関係してくると思います。Eシリーズとかのレンジファインダー系だったら個人的には速写よりに持っていきたいので、xf18-55mmを選択したいところ。
逆にT2とかだと縦グリップを付けてしまった状態なら。全然許容範囲のレンズの大きさではあるという感じに思いました。
ズームでこの絵をバンバン出せるのであればサイズは目をつむってもしょうがないかもと思ってしまうくらいのレンズではあると思います。
【結果】xf16-55mmをメインにしたレンズシステムに切り替えようか本気で悩むことになった比較記事になってしまった。
追記。XF16-55mmF2.8 R LM WRを買いました。こちらの記事はこちらから。
FUJIFILM XF16-55mmF2.8 R LM WRをレビュー。もはや単焦点?ポートレートもこなせる万能レンズ。