XF56mmf1.2R 無印とAPDの違いをX-T3使って描写や使用感を比較検討してみました。【富士レンタル通信vol.6】

XF56mmf1.2R 無印とAPDの違いをX-T3使って描写や使用感を比較検討してみました。【富士レンタル通信vol.6】

こんにちわ「髪を切って写真を撮る人」あめちゃん(@amedia_onlineです。

今回は富士フイルムが誇る中望遠単焦点のポートレートレンズ、XF56mmf1.2RXF56mmf1.2R APDの違いについてレビューしていこうと思います。富士レンタル通信2019年の1本目の比較記事になります。

中望遠単焦点を買う時に、この2本で悩まれる方も多いのではないかと思います。(現在ばっちり悩んでおります)

今回はX-T3を使用して違いを比較して行きます。

 

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今回の比較記事でX-T3を使用する目的は今後を見据えて。

今回は富士フイルムのX-T3を使用しての撮影になっています。X-T3は2018年の秋に発売した機種で、この機種からセンサーやプロセッサーが前の世代(Pro2、T2、E3、T20)から変わり次世代の性能になっていてAF精度やAF速度がかなり向上しています。

難しいことは公式HPで確認してみてくださいね

富士フイルムX-T3のページへ

今後発売されていく機種はこのX-T3のセンサーやプロセッサーを搭載して発売すると思われるので、X-T3を基準に使用感や、違いを比較検討していこうということでX-T3を選択しました。

 

 

XF56mmf1.2Rの特徴

XF56mmF1.2 R
XF56mmF1.2 R

F1.2の大口径を活かした美しい背景ボケを表現できる、ポートレート撮影に最適なレンズ。中望遠単焦点のXF56mmf1.2Rは立体感が出る描写で写真が上手になったかのような錯覚をしてしまうくらいいい感じに撮影できるのが特徴。

良い特徴

  • 開放f1.2という富士フイルムの純正Xマウントレンズで(2019年現在最も明るいレンズ)
  • 開放f1.2という浅い被写界深度でやわからかい印象の写真が撮れる
  • 玉ボケを作りやすい
  • X-T3になり劇的にAFの精度や、AF速度がよくなりとても扱いやすくなった
  • 価格帯が新品で10万を切る価格帯(8~9万くらいが多い印象)

気になる特徴

  • ボケがザワザワする時がある印象(メリットでもありデメリットでもありますが、好みの問題ですね)
  • APDというボケが綺麗なバージョンが存在するのでそれがずっと気になる可能性あり

 

 

 

XF56mmf1.2R APDの特徴 

XF56mmF1.2 R APD
XF56mmF1.2 R APD

富士フイルムの中望遠単焦点として人気の高いXF56mmF1.2 RをベースにAPD(アポダイゼーションフィルター)という滑らかなボケを生みだすフィルターを搭載したレンズ。ただでさえXF56mmf1.2Rがとても評判のいいレンズなのにさらにボケの綺麗さを追求したというレンズ。アポイダゼーションフィルターを組み込んだレンズとしては発売当時は世界初のレンズでした。(2019年現在はどうなんでしょう?)

 

XF56mmF1.2 RXF56mmF1.2 R APD

 

左が通常のXF56mmf1.2で右側がAPD版です。右側のレンズ内がやや黒くもやっとしていると思いますが、これが、フィルターだそうです。目視でもわかるくらいの違いがありますね

良い特徴

  • とろけるようななめらかなボケ
  • APDフィルター搭載レンズとしてAFが使えるのという事(発売当時世界初)
  • APDフィルターにより実際には絞りがf1.7相当になるため、開放でも解像感が増している(被写界深度が深い)

気になる特徴

  • APDフィルター搭載のため位相差AFが使えなく、コントラストAFのみになってしまう
  • APDフィルターにより実際には絞りがf1.7相当の明るさになってしまう
  • 価格がなかなか高い。実売で13~14万円くらい

 

 

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XF56mmf1.2RとXF56mmf1.2R APDがどのように違うのか、作例を使ってみていきます。

ボケ味の描写傾向は明らかに違う。

というわけでXF56mmf1.2RXF56mmf1.2R APDがどれだけ違うかという作例を撮ってきたのでみていきましょう。

あまりボケ味が変わらないという話も聞いたりしますが実際に撮影してみると思った以上に違いがあることが分かりました。

 

XF56mmF1.2 R
XF56mmF1.2 R

まずは上の写真は通常のXF56mmf1.2Rで撮影をしてみました。花はかなり立体感が出て背景がぼけていますが、かなり背景がザワザワしている印象を受けました。ザワザワしていますが、玉ボケがしっかりと残っています。

 

XF56mmF1.2 R APD
XF56mmF1.2 R APD

次にAPD(アポイダゼーションフィルター)ありで同じ構図で撮影しました。 先程とうって変わってざわつきはいっさいなくとても綺麗なボケをしていますね。

どうでしょうか???XF56mmF1.2 R APDの威力はかなりすごいですねまさかこれほど変わるとは思っても見なかったです。

なだらかなトロけるボケの綺麗さに関してはXF56mmF1.2 R APDに軍配があがるのではないでしょうか。

ほかの場合も見てみましょう。

 

XF56mmf1.2RとXF56mmF1.2 R APDの玉ボケの出具合は?

さて今度は玉ボケので具合に関しての作例です。XF56mmf1.2RとXF56mmF1.2 R APDの二本でよく比較にされるのは玉ボケの出具合についてです。

本当は夜にイルミネーションを撮影すればいいのでしょうが、撮影できるのが昼だけだったのでご了承くださいね。

実際に見てみましょう。

 

XF56mmF1.2 R
XF56mmF1.2 R

写真の中央左側に玉ボケが発生していますがXF56mmF1.2 Rは綺麗な玉ボケが出ています。(XF56mmF1.2 Rは端のほうが結構歪むんですよね・・・・)

XF56mmF1.2 R APD
XF56mmF1.2 R APD

XF56mmF1.2 R APDではXF56mmF1.2 Rよりもやや玉ボケが小さくなっている印象ですね。

XF56mmF1.2 R APDはAPDの効果で絞りがf1.7の玉ボケのサイズと輪郭がやわらかくなってしまうようですね。

 

被写界深度の違いはあるの?

被写界深度についてもじっけんしてみました。両方ともf値解放での撮影になりますが、XF56mmF1.2 R APDに関しては実際のf値が1.7になるという事ですね。という事は絞った分だけ被写界深度が深くなっていて解像感が増しているという事になります。

実際に見てみましょう。

 

XF56mmF1.2 R
XF56mmF1.2 R

XF56mmF1.2 Rでは手前の椅子の真ん中くらいからなだらかにボケ始めています後ろの椅子に関してはかなりボケていることがわかります。

 

XF56mmF1.2 R APD
XF56mmF1.2 R APD

ちょっとだけ位置がちがいますが、XF56mmf1.2 R APDも解放にて同場所からの撮影です。手前のベンチは最最後まできっちり写っていて奥のベンチからボケるという感じでしょうか。

f値が1.2と1.7でこれだけの違いが出るのですね。f1.2という明るいf値を生かす場合はXF56mmf1.2Rのほうが確実に有利ですね。実際f1.7という値は思ったより被写界深度が深いなとかんじました。(f1.2が浅すぎるんですが・・・)

XF56mmf1.2 R APDは少し被写界深度が深い分解放から安定した描写を得ることができるのではないかと思います。

 

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【作例】実際の描写はどちらも抜群です。違いが出るのは限定的な条件の場合な気がする。

一見するとXF56mmf1.2 R APDにかなり優位性があるように見えますよねボケがざわつかなくて綺麗なんですからね。(値段の事は一旦おいておいて・・・)

ただ実際に使ってみると明らかに描写の(特にボケ具合)違いが出るのは限定的な気がしました。とりあえずその辺をスナップしてきたので作例を貼っていきます。

 

XF56mmF1.2 R
XF56mmF1.2 R
XF56mmF1.2 R APD
XF56mmF1.2 R APD
XF56mmF1.2 R APD
XF56mmF1.2 R APD
XF56mmF1.2 R
XF56mmF1.2 R
XF56mmF1.2 R
XF56mmF1.2 R
XF56mmF1.2
XF56mmF1.2 R

どうでしょうか???

僕個人的には先ほどのお花を撮影したほどのボケの違いを感じられないという事です。両方ともかなり優れた描写性能をしているのがよくわかります。

被写体があって背景がしっかりボケるようなシチュエーションの場合においてはかなり違いを感じられると思います。

中望遠単焦点なのでポートレート(モデルさんなどでの)の使用する人も多くいると思いますが、そういった場合にはXF56mmf1.2 R APDの威力を最大限にいかせそうですね。

 

 

XF56mmf1.2RとAPDの使用感について

冒頭でも話をしましたが、今回X-T3を使用して撮影をしています。現在手元に持っているXF35mmf1.4RというレンズがX-T3になってAFがとても早く正確になったので、XF56mmf1.2Rも同様にかなり快適になり迷うようなことが無くなった印象です。

富士フイルムX-T3の爆速AF、瞳AF、フォーカス精度があるから使いたくなる、おすすめレンズ3選。【作例追加】

以前中望遠単焦点の購入を検討していた時にネックとなって購入を見送りました。その時に感じたAF周りの貧弱性がかなり改善されていると思いました。

XF90mmf2のレビュー内にXF56mmf1.2と悩んだ時の事を記載しています。

富士フイルムXF90mmF2 R LM WRをレビュー。ポートレートにもスナップにも最適なレンズ

 

XF56mmf1.2R APDに関しては、APDフィルターが入っているので、コントラストAFのみになってしまうため、どうしてもAFが迷いがちな印象でした。(全く合わない訳ではもちろん無いが、わりと外すことも多い)

もっと言うと、AF-Sでシングルポイントの設定でも外すことがたまにありました。

富士フイルムの人と話をしていたら、X-T3は処理能力が旧世代と比べてかなり早くなっているので、その分快適に使うことが出来るというお話をきけました。

客観的にみて新しいセンサーでのAFの操作性にはかなり差が出てしまったという感想です。

ただボケはとても美しいのでAFとどう天秤にかけるのかというところが難しそうです。APDフィルターが入っていてAFが使えるというだけでもかなりありがたいという発想の方がいいかもしれないですね。

 

《 まとめ》一長一短があるので、撮影スタイルに合わせて選びましょう。

 

XF56mmf1.2Rがおすすめな人

  • 綺麗な玉ボケが欲しい人
  • 子供を撮影したい人(出来る限りAFが早い方がいい)
  • X-T3等の新しい世代の機種を使っていてAFの性能アップの恩恵を最大限受けたい人

 

XF56mmf1.2 R APD がおすすめな人

  • とにかくAPDのとろけるボケに魅了されてしまった人
  • AFが遅いという発想ではなくAPDでAFが使えるだけでも有難いんだという発想ができる人
  • 子供のようなすごく動く被写体ではなくポートレート撮影ではなくポージングなどで撮影するのがメインの人
  • 上位互換のレンズが存在すると最終的に欲しくなってしまう人

 

という感じでしょうか。なかなか難しい選択肢ですよね。悩ましい

XF56mmf1.2を選ぶ時の参考になったら幸いです。どうしても富士レンタル通信を書くと毎回とても長くなってしまうのですが、最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

 

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