ミルククラウン撮影の方法と上手に撮影するためのコツ

どうもあめちゃんです。

ミルククラウンという言葉をきいたことはありますか? 直訳するとミルク(牛乳)のクラウン(王冠)となるのですが、ミルクの雫が落ちた時に表面が王冠みたいに跳ね返るのでそうよばれています。

今回はミルククラウンの撮影をしてみたので撮ってみた写真や、やってみてわかったコツなどを書いていこうと思います。

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【作例】ミルククラウンとなり切れなかった者たち

というわけでとりあえず2回ほどチャレンジをしてとれた成果を!!一回目はキットレンズで寄れない装備と電池が足らなくて微妙な感じで終わってしまったのですが(準備不足)、反省点を踏まえて挑めたので二回目はしっかりミルククラウンを撮ることができました。

ミルククラウン 作例
① ミルククラウン
ミルククラウン 作例
② ミルククラウン

ミルククラウンどっちがいいですかね?①のほうがきれいに撮れた気がしますね。

落ちる瞬間に肉眼でもなんとなく王冠ぽくなっているのは確認できるんですけど実際にピタッと止まった静止画でみるとめちゃくちゃきれいです。

これちょっと初めて撮れると感動しちゃいましたw

それと個人的にはミルククラウンになれなかった水滴がすごい色々な形になっていいて非常にきれいなのでこちらの作例もたくさん載せていきます。というかこの色々な表情をみせてくれるのがすごく好き

ミルククラウン 作例
ミルククラウン 作例
ミルククラウン 作例
ミルククラウン 作例
ミルククラウン 作例

なんか自然界にある現象はほんと芸術的な美しさがあるなとミルククラウン撮影をやって思いました。いやこれはたのしいですよ。

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必要なもの

  • お皿
  • ミルク (飲むヨーグルト使用)
  • スポイト

機材

  • カメラ
  • 三脚
  • ストロボ
  • ワイヤレスコマンダー
  • ケーブルレリーズ
  • ソフトボックス など

撮影の仕方と設定(一人で撮影する場合)

先ほど撮ったミルククラウンはではどうやって撮るのか?という事ですがミルククラウンの撮影はやることは単純で、お皿にミルク(飲むヨーグルト)を入れてその上にスポイトで垂らして落ちた瞬間をタイミングよく撮影するということなります。

言葉で言ってしまうと簡単ですが、やってみて分かった撮りやすいやり方とか設定の方法はある気がしますので項目ごとに書いていこうと思います。

  

カメラの設定について

まずカメラの設定は僕の場合はM(マニュアルモード)で撮影しました

ISO800
SS(シャッタースピード)250 ~より速くできるのならなおよし
絞りF11~22
ストロボあり
撮影形式RAW

まず、ミルククラウン撮影は落ちる瞬間を撮影するためにある程度のシャッタースピードが必要になってきます。ストロボを使うことを前提の設定値になります。

絞りに関してはかなり近接撮影のため開放付近ではボケてしまいますのでかなり絞り込んで被写界深度をしっかりと稼ぐのが撮りやすいと思います。

シャッタスピードに関しては、僕の使っている機種の場合はストロボ同調速度の最速が1/250なのでこの設定になっています。ストロボでハイスピードシンクロをつかったり、窓際などで環境光の元でもっとはやくできる場合はそれでも良いと思います。

だたし1/250での撮影でも結構ヒット率はあったのですが、ピントが甘いなという写真も多くあるので被写体ブレをおこしているのかな?という感じはしました。がそれでも最低1/250でもとれなくはないかなというのが感想

ISO感度に関しても絞るのとシャッタスピードを確保した上でどこまで許容範囲なのかという感じです

カメラの設置は三脚で固定する

カメラは必ず三脚を使って同じポジションから撮れるようにするのがよいと思います。ミルククラウン撮影はAF撮影よりMF撮影のほうがやりやすいので場所を固定するために三脚を使いましょう。

一人でやる場合はケーブルレリーズや、スマホのアプリで離れたところでシャッターをきれるようにします。

ピントの設定について

ピントについては、AFで毎回合わせるとタイミングを逃してしまう(AF合わせる時間で)と思うので、落ちる想定の場所に指を置き先にピントを合わせて置きピンで撮るのが撮りやすいと思います

落とす場所は指のおいた場所をなんとなく狙って落としていきます

使用するレンズについて ハーフマクロ以上を推奨

使用するレンズについては、できるだけマクロで撮影できるものがよいと思います。僕はハーフマクロレンズを使用しました。(APS-Cなので実質の換算だと0.75倍くらい?)

それでこのくらいの大きさで撮影できています。僕の今回使用したカメラはNikonのD300sで古くて1000万画素しかない機種なのでトリミングがあまりできないので大きくうつしたかったというのがありますが、高画素機などでしたらトリミングでいけるのでマクロレンズを使わなくてもよいかもしれませんね

ミルククラウン撮影を成功させるためのコツ

牛乳ではなく、飲むヨーグルトを使う

ミルクと言っておきながら使うのは飲むヨーグルトを使います。試してはいませんが牛乳では粘度が足らずあまりいい感じにならないようです。

多分これは一番のポイント

お皿の形状

実際にやってみてわかったのが、ミルククラウンがでやすいお皿の形状というのがありそうです。一回目は、左の小さいお皿でやったらあまりうまくいきませんでした。左の丸みがあり小さい形状よりも平らの面積が多いお皿のほうが圧倒的にミルククラウンがでやすかったです

ミルクのいれる量(飲むヨーグルト)

ミルクをいれる量は実はそんなに要らなくてお皿に薄めにいれた時のほうが圧倒的にきれいにでました。

というのもお皿の底に当たって弾けてミルククラウンの形になるようなので、深く入れすぎるのがだめなのは、コップでやらない理由がわかりました。

【まとめ】自分でミルククラウン撮れると結構感動するので是非

ながながと書いてしまったのですが、初めての人でもできる限り失敗が少なくミルククラウン撮影をできるように、やってみてみてわかったポイントをまとめてみました。

知ってはいるものの自分で撮影したことは無かったミルククラウン撮影でしたが、自分で撮れるとすごい面白いし感動するので是非挑戦してみてください。

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