[作例あり]YahshicaFlexNewBをレビュー|実用的に不足なしで非常に使いやすい機種

どうもあめちゃんです

僕は二眼レフはヤシカのヤシカフレックスという国産の二眼レフを使用しています。ヤシカフレックスの中の『新B型』というタイプについてレビューをしていこうとおもいます。

はじめての二眼レフはYashicaflex 新B型あたりを買えば機能に不満がなく使える機種なんじゃないかなとおもっているのでおすすめの機種というところを紹介していこと思います。

広告

国産二眼レフの大手、ヤシカフレックスって?

まず、国産二眼レフのヤシカフレックスについてのお話ですが、二眼レフの元祖であり王道のローライフレックス(コード)というのがあり憧れの二眼レフがあります。イメージがつかないので簡単に言うとライカみたいな存在の二眼レフがローライというわけなのですが、そのローライの二眼レフをお手本に国内の会社が二眼レフを(コピーして)作りまくったというのが国産二眼レフ市場だったようです。

当時はA~zまで会社があるくらいたくさんの二眼レフの会社があったそうですが、最後の最後らへんまで販売を続けたのがヤシカとマミヤの2社だったそうです。

なのでヤシカフレックスは長い間二眼レフ市場でがんばっていたので国産二眼レフ市場では結構大手のブランドでした。なので結構機種というかマイナーチェンジしている機種が非常に多く判別が困難なレベルになっているのらしいのですが・・・・w

広告

YashicaFlexNewB のスペックと特徴

ひとえにヤシカフレックスといっても、実際に調べてみるとかなり型数があり性能も全然違うのがヤシカの二眼レフの特徴で、古い機種から機能がアップデートされて新しいものにいくにつれて便利で使いやすくなって進化をしたので型がたくさんあるという感じです。

そんな中で僕が買ったのは「ヤシカフレックス新B型」という機種を色々調べてかいました。とにかくスペックを書いてみるとしたのとおりです。

レンズ:ヤシコール80mm F3.5(3群3枚)
ビューレンズ:ヤシコール80mm F3.5(3群3枚)
シャッター:コパルMXV(B, 1~1/500)
焦点調節:前板繰り出し式
フィルム送り:スタートマーク合わせセミオートマット、ノブ、自動巻き止め
セルフタイマー:あり
セルフコッキング:なし
二重撮影防止装置:なし
発売年月:昭和32年7月

といって、スペックをつらつらとかいてもピンとこないので特徴を項目で書いていきます

[ファインダー]フレンネルレンズ入りで明るくみやすい

二眼レフで一番楽しいのがファインダーをみているときなのですがYahshicaFlexNewBはガラス一枚ではなくフレンネルレンズという集光できる板がはいっているのでかなりみやすいと思います。実際に友人とかに見せても二眼レフってこんなに明るく見えるの?
うちの二眼レフもっと暗いんだけど・・・っていう感じで言ってもらえることも多いので、多分割と見やすいファインダーです。実際にフレンネルレンズがない二眼レフも使ったことありますがかなりくらいのでピントの山がかなりみくくて苦労しました。

[操作性]上から設定を確認できるので非常に使いやすい

シャッタースピードとF値が上の小窓から確認できるようになっているので、ファインダーを覗いていてそのまま設定の確認がでるのがいいところです。操作性がかなり良いのでこの機種でなくてもこの方式の二眼レフを選んだほうがいいくらいおすすめの機能

[レンズシャッター]シャッタースピードが1/500が使える

二眼レフはレンズの中にシャッターが組み込まれているレンズシャッターなのですが。古めとか廉価版の機種はシャッタースピードが1/200とか1/300の機種が多く、高級機にいくと1/500の機種が増えるかんじかな?(色々な機種を調べているかぎり)なのでヤシカフレックス新B型も1/500までます。

ヤシカフレックス新B型は多分普及機だとおもうのですが、しっかり機能が備わっています。

[フィルム装填]スタート位置合わせセミオートマット

ヤシカフレックス新B型は「スタートマーク合わせセミオートマット」という装填方法になっています。

二眼レフは、どの機種もフィルムの装填方法で古いか新しいかというのがわかります。古い二眼レフによくみられる赤窓式というのがあり、本体に小窓があって中のブローニーフィルムに書いてある数字をみながら手動でフィルムを送る方式です。手動なので色々手違いも生まれそうですね。それよりもより使いやすいのが、「スタートマーク合わせセミオートマット」と覚えておけば良いとおもいます。

どういう方式かというと、フィルムの装填時にスタート位置にして蓋を閉じて巻いていくと1枚目の位置で止まる仕組みになっていて次の2枚目の位置でもカチッと止まってフィルムの巻き上げが簡単にできるような方式になっています

この方式なら、赤窓をみながら慎重に巻いて…という煩わしさがなくていいんです。失敗もかなりすくなくなります。

ただし、シャッターチャージとは連動していないのでしっかりと覚えていないと多重露光になってしまったりします

ヤシカフレックス 新B型の価格帯

ヤシカフレックス新B型の価格帯についてですが、多分ですが中古カメラ屋さんのをみる限りだと1万~2万の間くらいではないでしょうか?フリマサイトとかオークションとかだともっと安く買えたりしますが動作確認賀できていなかったりとリスクは結構あります。

国産二眼レフにも高級機ラインというか人気のいい機種はそれなりにお高い値段がするので、普及機のなかのコスパの良い機種としてはお安いのかな?

YashicaFlexNewBのレンズYashikor80mmF3.5描写について

二眼レフは基本的には(例外もいる)レンズを交換することができないのでついているレンズは重要になります。ヤシカフレックス 新B型には、3群3枚のYashikor80mmF3.5というトリプレットレンズがついています。

YashicaFlexのYashikor80mmF3.5はこれがまた結構良く写るので気に入っています。

Yashikor80mmF3.5はかなり良くうつる

【作例】YashicaFlex新B型
Ektar100

ヤシカフレックス新B型は基本的にはレンズ性能はなかな高いのでは?とおもいます。他のたくさんの二眼レフを使ったわけではないのでわかりませんが初日から上の写真がとれたので、一気にぼくの中では株があがりました…

一番奥にいる人まできっちりと描写しているのでなかなかやるなぁと…

YashicaFlex新B型 プロビア
PROVIA100F

ポジフィルムなんかで絞ればなかなかすごい描写をたたきだしたりします(これはガッツポーズでた)二眼レフとかは無理に開放で撮ったりせずにきっちりと絞った方がYashikor80mmF3.5の性能を活かせるのではと思っています。実際には体感でF8くらいからこのレンズの解像ピークを迎えていそうな感じでしょうか?中判なので実際にはF8でも被写界深度は浅いですし普通に使いやすいですよ。

でもこの後にも記載しますが、レンズの特性をうまく使えなかったときはおもわぬ描写になることもあるのでまだまだ修行が必要です

トリプレットレンズの描写を楽しめる

3群3枚のレンズはトリプレットレンズと呼ばれてていて中心はヌケのよい描写をするのですが、周辺は崩れてグルグルボケをしたりと独特の描写をすることから好きな人はたまらないというレンズにっています。ぼくも詳しくはないので、是非Wikipediaの参考文献を読んでください。非常にわかりやすくまとまっています。

[参考文献]トリプレットレンズとは?

YashicaFlex新B型 プロビア
PROVIA100F

作例としては例えばこの写真とかは、トリプレットの特徴が欲でています

メインの被写体はきっちりと立体感ある描写をして端の方はグルグルボケがでているので、ポートレート撮影など被写体が際立たせたい撮影には向いていると思います。

最近他の二眼レフのトリプレットレンズを使い始めて感じたのですが、YashicaFlexNewBは開放はしっかりトリプレットらしい描写が出るタイプのレンズになっているという風に感じました。別に持っているプリモフレックスという二眼レフだとそこまで崩れないので、Yashikor80mmF3.5のトリプレットレンズの特徴かなと思います。

眼レフカメラで撮る江の島|PrimoFlexⅣAとTri-X400 自家現像

[作例]YahshicaFlexNewBで撮った色々な写真

YashicaFlex新B型 フジカラー PRO 160 NS
FUJI 160NS
PROVIA100F
FUJI 400

[まとめ]YahshicaFlexNewBは実用的に不足なしで非常に使いやすい機種

ヤシカフレックス新B型を使っている人はそこまで多くはないのではないかとおもいます。実際に街でもっているとヤシカ渋いねーといわれる感じなのですが、ヤシカフレックス新B型は基本的に二眼レフの操作で必要なものはほぼ全部揃っている機種でなおかつ写りもそこそこいいですよって機種なので個人的にはすごくお勧めしたい機種です。

ローライフレックスとか国産二眼レフの高級機種とかはちょっとお値段的には買えないけど・・・という方にはYahshicaFlexNewBはすごくいいんじゃないかなと思います。

広告
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。