こんにちわ「髪を切って写真を撮る人」あめちゃん(@amedia_online)です。
梅雨の時期になるとあじさいが咲き始めてきますね。あじさいが咲き出すと「もうすぐ梅雨か・・・」ととても季節を感じさせてくれるお花ですね。
カメラを趣味にしているとこの時期はあじさいの写真を撮りたい欲がとまらなくなります。(今の私・・・)
ただいつもあじさいを撮ると同じ感じに撮れてしまうというふうに思ったりはしませんか?
今日はいつもの撮り方から変化をつけて色々なあじさいの撮り方を紹介していきます
- 1 まずあじさいの撮影でおすすめのカメラとレンズは?
- 2 やわらかい質感(軟調)で撮影をしてみる
- 3 あじさいを2つ3つ入れて撮影をしてみる
- 4 前ボケを入れて撮影をしてみよう
- 5 マクロレンズを使ってダイナミックに撮影をしてみる
- 6 紫陽花に虫を見つけたらラッキー必ず撮影しよう
- 7 額縁構図を使ってひっそりとした印象的なあじさいを表現
- 8 路肩のあじさいは道路や人も入れてストーリーを作る
- 9 雨のしずくが沢山ついた紫陽花を撮影してみよう
- 10 夜のあじさいを撮ってみよう(雨バージョンになっちゃった)
- 11 【番外編】オールドレンズで紫陽花を撮影するとお洒落な感じになる。
- 12 撮り方を色々工夫しながら撮影してみると一つの花でも全く飽きない。
まずあじさいの撮影でおすすめのカメラとレンズは?
あじさいの撮影に必要な機能としてあったほうがいいと思うのが、防塵防滴のカメラ(レンズ)とマクロレンズはあると何かと便利だと思います。
マクロレンズはお花などをクローズアップして撮影が出来るレンズです。通常のレンズでは撮影できないような拡大写真が撮れるので、写真に変化をつけれます。
あじさいの撮影だけにかかわらずお花を撮影する人にはおすすめのレンズです。
そして、どうしても雨の確率が高くなる梅雨の時期なので理想を言えば防塵防滴の構造のカメラとレンズが理想ではありますが、あじさいの撮影のためにカメラを買い換えるというのは現実的ではないので防滴カバーなどを使うのもアリだと思います。
一つ言えるのはそこまでカメラの性能は気にしなくても楽しく撮影が出来る被写体なので、気軽な気持ちで撮影をしてみましょう。
今回僕の機材はマイクロフォーサーズのLUMIXGF6というエントリー機と普通のキットズームレンズ(簡易マクロ機能付き)というものを使用しています。
なので特別凄い機材を使ったりはしていません。最初に購入するズームレンズキットで十分撮影が可能です。(マクロ撮影以外)
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZはとにかくコスパが高いお安めズームレンズ…
それではいろいろなあじさいの撮影のしかたを、みいていきましょう
やわらかい質感(軟調)で撮影をしてみる
まずは、柔らかい優しいイメージであじさいを撮影してみましょう。
軟調は光が弱く影も出ていないソフトな描写の写真のことで、花などの撮影に適しています。露出をちょっとだけあげて暗いイメージにならないように気をつけながら撮影をしていきます。
軟調と通常の調子を比較
調子の比較画像があるとなおさら軟調の違いをわかってもらえると思います。お花全般に使えるので必ず覚えたいですね。RAW現像でもいいですし。カメラ内で調子のパラメーターを設定するところもあります。
カメラの階調設定(調子設定)で軟調または超軟調を選択すると柔らかい描写になります。
あじさいを2つ3つ入れて撮影をしてみる
おすすめは2つくらい構図の中に盛り込むのがおすすめです。あじさいはかたまってボリュームがあるお花なので、あまり数をり込み過ぎるとうるさくなってしまう可能性があります。
白いあじさいが素敵だったので、メインに大きめに配置をして、もう一つは小さめのあじさいを入れました。こうするとより大きい方のあじさいのボリューム感が強調されます。
メインのあじさい+α(1個)という風に覚えるといいと思います。
前ボケを入れて撮影をしてみよう
被写体の手前に何か障害物をはさんでぼかして撮影する技術を「前ボケ」といいます。前ボケは被写体の手前に障害物がないといけないのでできそうな場所を探しながら撮影をしていきます。
グッと写真がお洒落に見える前ボケという技術はどんどん活用していきたいですね。
あじさいの葉っぱを使って前ボケの構図を作ります。この写真は前ボケをうまく収めたかったので縦構図になりました。
前ボケは作ろうと思って探さないとなかなか作れなかったりするので常に意思して探すと素敵なポジションが見つかります。
前ボケを使えばお洒落な写真になるから積極的に探そう
[the_ad id=”14332″]
マクロレンズを使ってダイナミックに撮影をしてみる
先ほど言ったマクロレンズというのを使って撮影した写真になります。通常ここまで大きく撮影出来ないのですがマクロレンズというのを使うとこういうダイナミックな写真を撮影することができます。
ググッと違う雰囲気の写真になるのでおすすめです。
お花を画面いっぱいに敷き詰めた構図もおすすめです。あじさいならではのぎゅうぎゅうに詰まった感を表現できます。
葉っぱの質感とか雌しべ、雄しべとか普段肉眼でなかなか確認出来ないとろこをしっかりと表現してあげましょう。
クローズアップ写真を撮るときは軟調よりは硬調めにしてはっきりくっきり撮るのがポイントです。
富士フイルムユーザーだとマクロレンズはXF60mmがおすすめ
マイクロフォサーズユーザーだとM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroというのが換算最大倍率2.5倍という化物。
そしてマイクロフォーサーズのレンズは安いですね
マクロレンズが無い場合はトリミングを活用する
マクロレンズが無いとクローズアップ写真が撮影できないかといわれるとそうでもなくて、ちょこっと頭を柔軟にしてトリミングをして無理やり拡大する方法もあります。
まずはスマートフォンで撮影したあじさいです。この写真でピントがよく合っていそうな花を選びます。
このように拡大して大胆にトリミングをするとクローズアップ写真が作る事が出来ます。
最終的にこんな感じでクローズアップすることが出来ました。スマートフォンの画像をトリミングでも意外といい感じに撮影できますね。
この方法は画質に余裕がある場合でないと荒くなってしまうのでこその一点だけは注意が必要です。
紫陽花に虫を見つけたらラッキー必ず撮影しよう
紫陽花に虫が止まっている写真を、撮影できるのは運になっていまいますが。もし蜂とか蝶とか見つけれたら特別な紫陽花になります。
マクロレンズがあると大活躍しますが、望遠レンズの望遠端でもいい感じにとれます。昆虫は動きが速いので、今までの花を撮影する設定とは違って、昆虫をぶれないように撮影するシャッタースピードの速さが重要です。
絞り優先モードやプログラムオートで撮影をしていた場合は、シャッタースピード優先モードでシャッタースピードを速くして撮影するとぶれないです。
額縁構図を使ってひっそりとした印象的なあじさいを表現
絵を入れておく額縁からくる構図の名前ですが、被写体を額縁のように囲って主題を目立たせる方法です。この場合はあじさいの葉っぱがあじさいを囲っているのであじさいを強調する効果が生まれています。
あじさいの場合葉っぱを使って隠れたあじさいを見つけたみたいな印象的な写真を作ることができます
路肩のあじさいは道路や人も入れてストーリーを作る
あじさいは特別なお花ではなく私生活でよく見るお花なので、あえて道路を入れて撮影してその周りの雰囲気も入れてあげるのもいいと思います。
あっ。このあじさいはあそこの場所で撮ったやつだという感じでのちのちの参考にもなるかもしれませんね。
通行人を背景に配置してあげるのも個人的にはすきです。いつもみんなが通り過ぎる脇で綺麗に咲いているよという感じを表現出来るのかなと思います。
人によっては失敗した写真と思われるかもしれませんが、いろいろあるあじさい写真のうちの一枚としてはアリだと思います。
こういう自然な紫陽花とネオンとか都会的なものがあるとちょっと異質な感じがしておもしろいかもしれませんね・
あじさいしか写っていない写真をたくさん見た後だと意外とこういう写真がよく見えてきたりします。忘れずに数枚は撮っておくのもいいかもしれません。
[the_ad id=”14332″]
雨のしずくが沢山ついた紫陽花を撮影してみよう
雨上がりの後は紫陽花の撮影のチャンスです。雨の水滴は意外とすぐに乾いてしまうので、雨上がりには意識して早めの撮影をしてみるとプルプルな滴が撮影できると思います。
レンズやボディが防塵防滴じゃない場合は気を付けて撮影をしましょう。
夜のあじさいを撮ってみよう(雨バージョンになっちゃった)
もし夜に街灯の下にあじさいがあったら是非撮って欲しいです。劇場みたいなスポットライトを当てた感じで撮影が出来るケースもあるかもしれません。
昼のあじさいとは違って夜は妖艶な雰囲気をだして大人な感じに撮影が出来ると思います。
ついでに雨に濡れた葉っぱも撮影しても面白いです。雨の中の撮影は機材が濡れたりすると壊れてしまったりする場合もあったりします。また傘をさしながらの撮影では周りへの注意が散漫になっています可能性があるので注意しながら撮影をしましょう。
防塵防滴ではないカメラやレンズの場合はカメラ用のレインカバーもあるのでそちらを使うのもいいですね
【番外編】オールドレンズで紫陽花を撮影するとお洒落な感じになる。
オールドレンズは現行のレンズと違ってフレアやゴーストが出たり緩くふわふわの描写をしたりします。この記事で出した他の作例とか全く違う感じに写せます。MF(マニュアルフォーカス)なので慣れるまでピントを合わせるのが大変かもしれませんが、簡単に紫陽花にもピントがあわせられます。
インスタグラムやツイッターでよく見る。お洒落な写真はオールドレンズで撮影されていることもよくあります。
通常の雰囲気の撮影に飽きたら是非挑戦してみましょう
今回作例を撮ったレンズはHelios 44 58mmf2というレンズ
【作例を載せてます】Helios44はグルグルボケが有名なレンズ。フレアや、通常のボケ味も載せています。…
撮り方を色々工夫しながら撮影してみると一つの花でも全く飽きない。
梅雨に入ってくると紫陽花のシーズンも本番になってくると思います。あじさいと一言で言っても色々な工夫をしながら撮影をするといろんな表情で撮影ができますね。
よく考えるとこの撮影方法達はポートレートでも物撮りでもなんでも使えるものばかりです。まずは紫陽花で試してみて色々なものに応用してつかえるようにしていきたいですね♪