どうもあめちゃんです。
ここ最近、SNSで木に雪が積もったかのような真っ白な写真をを見かける事が結構増えてきていて調べるとそれが赤外線写真というもので少し前からやってみたいな~とはおもっていたので
ついに真っ白な葉っぱの木をついについに撮ってきました!!! よっていう回です
まず赤外線写真ってなによ?っていう話。
僕も赤外線撮影をはじめるにあたってちょっと勉強を始めたばかりで詳しく説明ができなくて申し訳ないのですがまず人間は普段可視光という人間がみる事ができる光をみてます。可視光線の波長は380 – 780 nmになるのですが、赤外線写真は人間のみる事ができない780nm以降の赤外線の部分を写真に写そうよという撮影方法になります
という難しい話があるのですが、図があるとわかりやすですね
赤外線撮影にはIRフィルターというのを使う
まず赤外線撮影をするのに必ず必要なのがIRフィルターと呼ばれる可視光をカットする特殊な真っ黒(真っ赤)なフィルターを使います。今までNDとかCPLフィルターとかは使ったことはあったのですが赤外線撮影に興味が出るまでは流石にこれは知りませんでした
IRフィルターには濃さがあって、IR680、IR720、IR760、IR850、IR950という感じの濃さの選択肢があるようです。数字の部分はそのまま波長〇nmになっているので、数字の小さいIR680、IR720あたりは可視光もある程度は写す範囲にあるフィルターになっているそうです。
見た目真っ黒なんですけど、覗いてみるとやはり赤でした。色が濃すぎる赤という感じになっています。
僕は今回IR720のフィルターを買いました。濃すぎても薄すぎても難しいそうなので知らべてみた感じIR720あたりを使用している人が多かったです。(カラー赤外線写真を撮るには可視光の色が残っていた方がいいらいくIR680らしいです)
僕はZOMEIという中華のIRフィルターが安いのでそれにしてみました国産だとマルミとか大手でももちろん出ています
レンズフィルターとは別に、富士フイルムからシート状のIRフィルターもでていて自分でカットして使うタイプもあるようです、こっちのほうがお値段的には安価ですので工夫して自作できるのであれば安いのでお買い得そうだと思います。
さっきの赤いフィルターを実際にカメラにつけてとってみるとこんなかんじですごく真っ赤になってしまいますw でもこの状態でもスノー効果が出ているのはわかりますね、これをモノクロ変換したのをこのあと作例で掲載していきます。
【作例】スノー効果の効いたモノクロ赤外線写真をNikonのD4につけて撮ってみた
というわけで、NikonのD4にIRフィルターをつけたレンズをもって多摩動物公園に行ってきたので撮ってきてきました。初挑戦でしたがしっかりと葉っぱが白くなるスノー効果の効いた赤外線モノクロ写真を撮ることができました。かなーり幻想的というか不思議な写真になっていますのでご覧ください
とその前に普通のモノクロ写真をご紹介しますね
まず普通のモノクロ写真は、上の写真のように緑のはっぱのある所というのは黒っぽくなっています。(露出オーバーの所はしろくなるけども)後は通常のモノクロ写真の場合だと空の表情というのはわかりにくかったりします。(モノクロのカラーフィルターを使わなかったりすると)
赤外線写真の場合、緑の葉っぱがしろくなるというのと、空の青が暗くなって雲の表情がすごくわかりやすく出るという特徴があるので是非その辺もチェックしながら見てもらえると良いかと思います。
というわけで撮ってきた赤外線写真です、先ほどの普通のモノクロ写真と明らかに奥の方の木が違う感じに撮れています。すごい!!!!大成功です! 橋の手すりとかモノレールは普通の色というか配色なのですが、空と、木の色がすごく変化しています。
前を横切る人と空の表情がいい感じです。この写真で気が付いた方もいるかもしれませんが、IRフィルターは真っ黒に見えるくらい濃い色のフィルターになっています。なのでかなり減光をしてしまいます手持ちで撮ろうと思ったらそれなりにISO感度をあげたりしてSSを稼がないと難しいという感じです。
参考までにですが、晴天の晴れた日にシャッタースピード1/10位をだすのにISO6400でF3.5で撮影しています。この設定ならギリギリ手持ちでいけてますが、絞りたいとなると確実に三脚が必要になってくる撮影方法かと思います。
これなんかは、日の差し込んでいる部分はかなりスノー効果がでていますね!
この写真とかはかなり赤外線が強そうだったとわかるくらい白くスノー効果がでていますねw多摩動物公園の一番高い山だったのですが非常に暑い時間帯だったのです葉っぱの部分はすべてきっちり白!!!幹とか枝は黒いままなので面白いですよね。
赤外線写真に使う使用機材と使い方
使うカメラ
一般的に赤外線写真では、CCDセンサーの方が赤外線の受光感度が高いらしく、古いデジタルカメラを使われたりすることが多いそうなのですが、ローパスフィルターの入っているNikonD4のCMOSセンサーで使ってみたところ普通に赤外線写真はできそうでしたので使ってみました。
ローパスフィルター(Low Pass Filter、LPF)とは、CMOSなどのイメージセンサーなどの映像素子の前面に取り付けられているフィルターのことで、イメージセンサーに光が入る前に高域の周波数の信号をカットし、低域の信号のみ通過させます。これにより、縦模様のノイズ(モアレ)や、本来被写体にない彩色(偽色)の発生を低減させることを、ローパスフィルター効果と呼んでいます。
https://www.sony.jp/support/cyber-shot/enjoy/dialogue/lowpass-filter/
なので、わざわざ古いCCDデジカメを買わなくても手持ちのカメラで赤外線写真は撮ることができそうなのかな?デジタルカメラのごとで違うので一概には言えませんが、赤外線写真の受光感度は違うと思うのでリモコンのボタンとかを押しているのを撮ってみて何か写ったら赤外線が写るカメラという感じで簡単に実験することができるそうです
ピント合わせ
赤外線写真の場合、普段可視光を撮っている時のピント位置からずれてピントが合わなくなってしまいます。オールドレンズの場合、距離指標に赤いマーク、R、ダイヤマークなどの赤外線写真用のピント指標があったりします。上の写真の場合、黒い●の上の白い線に距離を合わせていくのですが、赤外線写真の場合は、左にある赤い●の所に合わせます。∞の場合はこんな感じです。
こういうのをみると昔は結構赤外線写真はそれなりに盛んだったんだろうなという風に感じます。
自分のレンズに赤外線の距離指標ないんですけど・・・というかたは背面液晶とかEVFでピント合わせは赤外線のピントで簡単にあわせることができるのでそっちの方が簡単です。AFができるものもあるようですが、僕は詳細不明です
撮影環境は赤外線の多そうな日で撮影をすること
赤外線撮影の条件はやっぱり赤外線がおおそうな日が一番きれいに撮れるので晴天がベストということです。くもりとか雨とかだとなかなか上手にスノー効果が出ないです。
晴れた日にはフィルターを持って赤外線写真撮りまくりましょう!w
【まとめ・感想】IRフィルターで撮れる新しい写真表現が面白い
初めてモノクロ赤外線写真を撮ってみましたがやったことのない新しい撮影なので非常に楽しかったです。赤外線写真はなかなかマニアックな特殊撮影になってしまうとは思うのですがIRフィルターと手持ちのデジカメの愛称さえ合えば比較的簡単にスノー効果のモノクロ写真は撮ることがでそうなので是非挑戦してみてもいいのではないでしょうか。
モノクロ赤外線写真は撮ることができたので今度はカラーの赤外線写真なんてものにも挑戦はしてみたいとはおもいます
とりあえずモノクロのIRフィルターはIR720でよさそうです!
ちなみにフィルムの場合は、IRフィルターのほかにイルフォードのSFX200というフィルムで赤外線写真が撮ることができるのでいずれはフィルムでも挑戦してみたいところです。