どうもあめちゃんです
国産二眼レフ写真展が終わり、ついつい二眼レフがなにか欲しくなってしまいまして、色々探していたら国産二眼レフでは数少ない大口径二眼レフOlympusFlexf2.8 をジャンクで買ってしまいました
OlympusFlexF2.8
OlympusFlexといえば、国産二眼レフのなかでも異彩をはなっていて、それはなんといっても開放F2.8の大口径レンズを積んでいるのです
RolleiにはF2.8の大口径シリーズが鎮座しているわけですが国産二眼レフだとほとんどありません
ほらみてくださいよ、F.zuiko F.C. 1:2.8という表記が誇らしい(笑) F2.8
二眼レフのレンズでいうと、3枚玉のトリプレット、4枚玉のテッサータイプが全体の9割くらいでごく一部それより枚数が多いレンズを搭載している機種があるのですが、OlympusFlexもそのうちの一つ。
なんと6枚玉のガウスタイプだそうです もうそれだけでロマンですわね
OlympusFlexF2.8は機能的にはかなり整っておりまして、多重露光防止機構もありますし、SS.Fのダイヤルもありますので二眼レフの機構としてはとても使いやすい高級機さを感じます
シャッター、絞りダイヤルに直接数字が振ってあるスタイルですが。ちゃんとクリック感があるんですよね、これは驚きました(笑)
なんで人気がないの? 持病のズイコー曇り
OlympusFlexはF2.8なのでさぞかし人気があるかとい思いきや全く使ってる人がいないんです
その理由はこの時代のOlympusのレンズはクモリが発生しやすくほとんどと言っていいくらい曇るらしいのです
通称「ズイコー曇り」と呼ばれていたりw
しかもなおりにくいそうでして、そんなこんなでまぁ人気がありません(笑)それでも僕はどうしても使ってみたかったというのですからチャレンジャーですよね
【作例】試写で浅草に撮りに行ってきた
休みの日に浅草にファーストロールを撮りに行ってきました、平日の午前中なのにすごい人で外国の方もかなりいたのでコロナ前の活気が戻ってきた感じでとてもよい
試写はいつもならその日自家現像して結果がわかるのでモノクロフィルムがおおいのですがせっかくの浅草ですから富士のカラーネガ160NSでいきました
一応リンク貼っておきますけども、販売が終わったフィルムなので割高になってます
いやーなかなか良い立体感がでているのではないでしょうか?
このあたりでやっと気がついたんですけど、露出計の値をミスって3段くらいオーバーてとってました。
ポジフィルムだったら真っ白で像が残ってないレベルですがさすがネガフィルム助かった!(笑)
3段オーバー+ズイコー曇りもあってなのか?カラーバランスもかなり変な感じになりました(描写自体は良さそうですが)
オーバーにしすぎると流石に曇り玉の影響をすごくうけてしまいますねー
そうそう、そういえばOlympusFlexは75mmですね僕の相棒のYashicaFlexは全機種80mm なので結構広く感じます
広いのも撮りやすいなあー
なるほどなるほど、露出を合わせたら急に素直になりましたw 赤の色がとてもよくでますね。
軒下など、直接光が入らないところでは、曇りの影響が比較的すくないと思いますので本来の写りに近い作例になってるかな?
後半戦、変にオーバーにしない適正露出で撮影をしていると、そこまで変な色にも転ばないし、滲みも、最低限に抑えられている印象、色乗りも良いと感じたのでうちのOlympusFlexちゃんはそこまでズイコー曇りはひどくない?のではと思いますし、後半戦の描写を考えたらOlympusFlexかなりつかえるのでわ?
状態が良ければ多分すごい二眼レフという鱗片は感じる
一般的には、人気の無いというか状態のよい使えるものが少ないと思われるOlympuFlexF2.8を人柱として試しておりました(笑)
試写の結果としては、操作面はかなり使いやすくて撮影がかなりしやすいです、完璧なやつならメインカメラにしたいくらい使いやすい(そんな状態のものが出てこなそうなのがこのOlympusFlexのつらいところ)
レンズの描写については、滲みは多少出てしまうものの、6枚玉の凄みみたいなものはなんか感じれたきがします、3枚のトリプレットでもよく写るんですけど確かにちょっと違うきもする?気のせいか?
もうちょい整備をしていきますが。なかなか気に入っております(笑)