富士フイルムの「Dレンジ優先」を使って春に使いたいハイキーな設定を考えてみる

こんにちわ「髪を切って写真を撮る人」あめちゃん(@amedia_onlineです。

春と言ったら植物も芽吹き始めて、空気がちょっと明るくなってくる感じがしますよね。僕は普段はちょっと影を意識したような写真を多く撮ったりするのですが、春は明るめに撮るのもいいなと感じています。

せっかくなので富士フイルムのカメラでハイキーな設定を考えていこうと思います。

 

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ハイキーな写真とは??

意図的に露出アンダー気味に撮影された写真をローキー(英:Low key)、オーバー気味に撮影されたものをハイキー(英:High key)という。ローキーの写真では重厚感が、ハイキーの写真では軽快感やさわやかな感じが表現されるといわれる。

wikipediaより引用

ウィキペディアではこういう風に言われてています。ハイキーは意図的に露出オーバーをさせたような撮影方法なので

  • 明るいイメージ
  • ふんわり柔らかい
  • 優しい雰囲気

というかんじの印象で女性や子供やお花の撮影に向いています。

桜とか春めいた陽気を表現するのにはハイキーはとても相性がいいので今から春にはやってみたい人も多いのではないでしょうか。

 

雨1
というわけでハイキーな設定を作りたくなりました。
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ハイキーは露出オーバーすればいいってものでもない気がするんです。

ハイキーな写真は露出オーバーにすればいいんでしょ??という風に簡単に僕も思っていたんですけど、実際は意外と難しいなと感じています。

それは、露出をプラスにして、白飛びしすぎてしまって何が何だか分からなくなってしまうことがあるんですよね。

それっていいのか?と思ってしまうわけです。

まぁ事実上ハイキーな写真なのでいいんでしょうけど、もっと、柔らかい雰囲気を出すくらいの程よいハイキーな写真を撮りたいなという風に僕は思ってしまうんです。

雨1

そこで登場するのがX-T3から搭載された、「Dレンジ優先」という機能。

「Dレンジ優先」を使って、めちゃくちゃダイナミックレンジの広い写真を撮ろう。

「Dレンジ優先は」X-H1から搭載されている明暗差の大きいシーンで、白とびと黒つぶれの両方を抑えるよう階調を補正して自然な印象の画像を撮影してくれる機能です。一枚の写真の階調を補正するので、比較的使用しやすい機能に放っています。

例えば、逆光時に被写体が暗くなってしまうということがあるんですが、Dレンジ優先を使うと被写体が暗くなりすぎるのを防いでくれるという感じの機能です。

強さは弱、強、AUTOになっています。

設定 説明
AUTO 明暗差に応じて、自動的に階調を補正します。
階調補正を強くします。明暗差の大きいシーンに適しています。
階調補正を弱くします。明暗差のやや大きいシーンに適しています。
OFF 階調補正を行いません。

 

 

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「Dレンジ優先」を使ったハイキーなカスタム設定はこちら

Dレンジ優先を使って、露出オーバーの状態にしてもできる限り白トビしすぎない粘ってくれる設定を考えたいです。ハイキーにしすぎて色が飛んでしまうのは個人的には嫌なのでその辺のバランスを見ながら設定していこうと思います。

ASTIA

  • ハイライト  ー
  • シャドー ー
  • カラー  +2
  • シャープネス ±0
  • ノイズリダクション ±0
  • ダイナミックレンジ ー
  • Dレンジ優先 強
  • 露出が+1~2の間

Dレンジ優先をオンにすると、設定できなくなる項目がいくつもありますので、それ以外で設定を調整していきます。

今回はアスティアを使用しました。

富士フイルムのフィルムシュミレーションで1番軟調なのは

エテルナになるのですが、どうしても超軟調で彩度もあまり高くないので、ハイキーに拍車をかけて眠い感じになりそうだなと言うのが使わなかった理由です。

アスティアならしっかりと彩度がありながら程よく粘ってくれるだろうというのが理由です。彩度が高いアスティアでさえ今回はカラーを+2でちょうどいいなという印象です。

 

雨1

このカスタムSpringASTIAって僕は設定に入れましたw

富士フイルムのハイキーカスタムの作例

先程の設定で色々撮影をしてみました。Dレンジ優先を使うことで、かなりダイナミックレンジが広く白トビせず使えているのではないかと思います。

とわ言ってもハイキーな写真しかないとどのくらい違うのか分からなくなりそうなので、普段使っているクラッシッククロームのカスタム設定の作例を1枚あげておきます。

映画のような色味の写真が撮りたい | クラシッククロームをカスタム設定してみたよ。

最近はつい先日書いたこの記事の設定を主に使っているのですが、ここからの色味の違いを感じて貰えたらと思います。

 

Dレンジ優先 作例
道端の梅の花

上を向て太陽が降り注いだ時は実際に自分の目で見る感じはこのくらい眩しくてよく見えないということってありますよね?

ちょうどそんな雰囲気で撮れた気がします。

Dレンジ優先 作例

Dレンジ優先 作例
階段に手すり。

白い被写体で、露出をあげすぎると質感が無くなってしまいがちですが、素材感が違う白でもしっかりと表現できているように感じます。

Dレンジ優先 作例
白い煉瓦の壁
Dレンジ優先 作例
朝の花壇

Dレンジ優先 作例

 

Dレンジ優先 作例
子供服

これはいい感じですね。子供服のディスプレイとハイキーな感じ結構好きです。

普段本当にここまでハイキーな写真を撮ることが無いので、この感じの質感にちょっとはまりそうですね。

Dレンジ優先 作例

Dレンジ優先 作例

Dレンジ優先 作例

Dレンジ優先 作例

どうでしたでしょうか?かなり最初の色味とは違う印象になったのかな?とも思いますが。露出を+1~+2振るというのは通常の設定だとまずなかなかしないかと思います。

+2とかは特に個人的には未知の領域です。w それでもこのくらい、しっかりと被写体のデティールが残っているのはなかなか優秀なのではないでしょうか?

 

「いろんな「白」が写る設定」春にお勧めのハイキーな設定

ハイキーな設定は普段全然していなかったのですが、春の日差しにはちょっと明るい気分になれるような設定もいいですよね?

色々な白とが写るというフレーズ。ピンときた人はご名答です。w

フォトヨドバシ

ソニーのカメラやレンズを語る上で、その時代時代で忘れることのできない名機があります。第2回目の「忘れ得ぬ名機たち」は、現…

ソニーのα7Sの記事の中に出てくるワードなんですが、僕がこの設定を作ってみたいなと思ったきっかけの記事なんです。その記事の中では、「このカメラを手にして、自分の基準露出が一時的に1EV程度開け気味になりました」という風にも言っています。

どうしてもその体験をしてみたかったんですよ。この設定も、露出を+1~2で撮っても大丈夫でしたので、是非ハイキーを楽しんでもらいたいと思います。

露出を、グッとあげて、柔らかい光を映し出すのを今年の春の目標にしたいところです。

 

 

フィルムシミュレーションに関する記事はこちら

fujifilm アイキャッチ画像

富士フイルムはフィルムシミュレーションをカスタムすることで、いろいろな色を作り出すことができます。その色に魅了されて試行錯誤して、カスタムしたりした記事もありますのできょうみがありましたら参考までに。

 

 

 

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