こんにちわ「髪を切って写真を撮る人」あめちゃん(@amedia_online)です。
X-T3以降の機種(X-T30、X-Pro3)に新しく搭載された機能のカラークロームエフェクト。個人的にはかなり好みな機能なのでできる限り使いこなしていきたいので色々検証をしてきたいと思います。
最近色の話をしていると美容師のカラーリングととっても似ているなって思います。彩度、明度、なりたい色の執着地点を決めて逆算していくという作業がすごくカメラの色ににているんですよね。(撮って出しとか特に似てる)
なので色の話はとても好きなんです。特に今回のこの機能「カラークロームエフェクト」はかなりの注目機能ですよ!!!!
さてみていきましょう~~~
カラークロームエフェクトってなに?
まずは富士フイルムの公式HPになるXストーリーのカラークロームエフェクトについての記事を読みましょう。かなり面白い記事なので理解が深まります。
読みましたか???(読むとさらに理解が深まります)
そもそも赤/橙/黄/黄緑といった色を高彩度で表現する場合、高輝度になりやすい。”ハデで明るい”というわけだ。しかし、彩度もほぼ目一杯・明度もほぼ目一杯となると、そこに階調表現をする余裕はほとんどなくなる。その結果、平板な表現になってしまうわけだ。
だが、センサーに照射された信号・情報をつぶさに分解していくと、その中でも微かな濃淡を見出すことができる。そこを使って階調をとらえる。つまり彩度は維持したまま、輝度による強弱で階調をつくり立体感を表現するというのが、この”Color Chrome Effect”なのだ。
富士フイルムの中判デジタルカメラGFXに搭載されていて”彩度は維持したまま、輝度による強弱で階調をつくり立体感を表現する機能”こんな凄い機能がX-T3には搭載されているんです。
ぼくも初心者なので輝度というもの理解が少しできていないんですが、光ってる具合という感じなんでしょうか??
むずかしくて正確なことは言えませんが体感的に言えば「いい感じに立体感をつけてくれる機能」であるというのがわかりますね。
とくにこういう系の雰囲気の写真を好む人にはかなり重宝されそうですよね。僕はかなりこういう感じの作風好きなので、今回X-T3を購入しようと思った理由の一つにもなっています。
⇒富士フイルムX-T3買いますか?現X-T2ユーザーが羨ましいなと思うポイントを解説。
ただ特殊なのでなんでもかんでも使える機能ではないというのはわかります。
あまりにも高度で複雑な処理が必要になるため、プロセッサに負荷がかかるのだ。X-Processor Proを以ってしても約1.0秒、”Color Chrome Effect”処理に力を割く必要がある。もちろん通常に使う分には問題はない。しかし、連写はできなくなるし、AF-Cに設定することもできなくなる。
富士フイルムのXストーリー内でも相当、高度で複雑すぎる処理でGFXで1秒かかるといわれていますね。今回X-T3になってプロセッサが大幅に進化してX-Processor 4でX-T2から処理速度は3倍になっているからようやっと搭載できたのでは?
と思っています知らないけど・・・w
高彩度、輝度が高い色は難しいらしい。赤って色を出すのが難しいよね。
ベルビア 露出±0
- ハイライト 0
- シャドー 0
- カラー 0
- シャープネス 0
- ノイズリダクション 0
という感じの撮影条件で撮影した。ただのベルビアですが、日の当たり方が悪かったようです。
たとえばこんな感じで赤が高彩度(鮮やかさ)で輝度が高い時、明度(明るさ)露出をオーバーするとこんな感じになって赤の色味も少し飽和気味になっていますし、濃淡が無くなってのっぺりした感じになっていますね。
この写真はいい感じに失敗していますね。
上の失敗写真にカラークロームエフェクトを追加してみる。
カラークロームエフェクトを使って撮影をしてみました。最初のカラークロームエフェクトの説明だと、高彩度で高の状態だと、階調によゆうがなくてパンパンのじょうたいだと言っていますね。上の失敗はまさにその状態。
これが救出できたら本当にすごい効果があるという事が分かると思います。
さきほどの失敗の作例にカラークロームエフェクトを追加してみました。そうするとピンクだったトーンが締まり赤になりましたね。
葉っぱに濃淡が生まれて立体感がすごく出てきましたね!
あと全体的なトーンは少し暗くなる印象ですね。なのでローキー(露出不足)な写真で使うと、かなり暗くなってしまうでちゅういが必要そうです。
カラークロームエフェクトはちょっと暗くなるとおもっていおいたほうが良さそうですね。
赤以外の色にカラークロームエフェクトを使ってみて変化を検証する。
カラークロームエフェクトは何となく赤に使いたくなってしまいますが。他の色にももちろん効果があります。実際に通勤中で集めれる色をサクッとあつめてみました。足らない主な色もあるかとか思いますが。随時追加します。
緑でエフェクト(強)を追加
大きな変化はないように見えますが、葉っぱの黄緑に立体感が出ていると思います。前と後で好みはあるかむしれませんが。僕は緑でも積極的につかってもいいかなと思います。
明るめの黄色でエフェクト(強)を追加
明るめの黄色も高彩度、高明度になってわりと濃淡が薄くなりやすい。色な気がします。カラークロームエフェクトを使うとしっかりと影が出来て立体感をじっかんできます。
黄色はかなり効果ありそうですね。
赤橙色でエフェクト(強)を追加
赤とオレンジの間の色です。しかもこの写真では雨の滴ががっつりのっていて反射してしまっています。この状態だとなかなか色味がしっかり見えないですね。カラークロームエフェクト追加後は締まって色のりが良くなっています。
薄紫色でエフェクト(強)を追加
薄紫はおもったより変化が少ないですね。あまり花自体の濃淡は変わっていない感じもしますが、まわりの緑がしまったので立体感が出た気がします。
薄紫は少し効果がうすいのは高彩度ではないからですかね???
オレンジ色にエフェクト(強)を追加
こちらのオレンジも実は滴がついていたのですが、カラークロームエフェクトをかける前は滴は見えなかったのに、かけたあとは色が締まって滴が確認できるようになりました。
※ちなみにX-Pro3からはカラークロームブルーという青に反応する新機能が搭載されてた模様です。
カラークロームエフェクトの作例
もうかなり変化が出ることが分かってもらえたかと思いますのでここからはただの作例です。高彩度、高明度に使うと効果がでそうだなというのはよくわかりましたが、実際に使うならもう少しアンダーより(低すぎると暗くなる)の写真とかのほうが、雰囲気をだすのにも使いやすそうですね。
この彼岸花も高彩度高明度なわけではなく。でもしっとりした感じの雰囲気になっているは面白いなと。日中だと日航の反射で、赤色がトンで白っぽくなってしまいますが、そういうのの軽減にもつかいやすそうですね。
ストロボを使った薔薇の物撮り作例
ストロボを使って黒背景でバラを撮影しましたそこにカラークロームエフェクトを足しています。個人的にはやってみたかった組み合わせになります。
ちなみに使用機材はXF90mmf2にMCEX16を付けて撮影しました。
正直こんなに濃厚な赤になるのは衝撃です。多分このバラの赤がカラークロームエフェクトの真骨頂な気がする
本当にこれだけでX-T3を買ってもいいくらいなのではないでしょうか。
いやほんとに・・・絶対この色でないと思うんです。
カラークロームエフェクトが搭載されている機種は、T3以降の機種
X-T3以降の機種にはカラークロームエフェクトは搭載されていくことになるようです。(X-Pro3からはカラークロームブルーも搭載されましたが)
この機能はかなり特殊というか、色にすごくこだわりのある、富士フイルムならではの機能だと思います。搭載してるのは
X-T3、X-T30、X-Pro3の三種類です。