こんにちわ「髪を切って写真を撮る人」あめちゃん(@amedia_online)です。
富士フイルムの単焦点レンズの中でも古株にあたるXF23mmF1.4Rというレンズ
XF56㎜f1.2APDと同時に購入するという暴挙にで出からしばらくが立ちました。換算で35mmなのでレンジファインダー機では標準レンズと言われたりする焦点距離のようで、うまく使いこなせたらいいなと憧れの焦点距離だったりします。(個人的に)
正直言うと、換算で35mmの焦点距離は苦手意識があったんですけれども、なぜ僕がこのレンズに魅力を感じてしまったのか、そんなところが伝わればいいなぁと思います。
XF23mmf1.4 Rの外観やスペックやら
レンズ構成 | 8群11枚(非球面レンズ1枚) |
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焦点距離 | f=23mm (35mm判換算:35mm相当) |
最大口径比(開放絞り) | F1.4 |
最小絞り | F16 |
撮影距離範囲 |
|
最大撮影倍率 | 0.1倍 |
外形寸法:最大径×長さ(約) | ø72mm×63mm |
質量(約) | 300g |
フィルターサイズ | ø62mm |
富士フイルムのXマウントのXF23mmには、同じ焦点距離にF1.4とF2のシリーズが存在しています。後から発売したF2シリーズは、防塵防滴ではやいAFで小型で値段もお安くなっています。
一方古株のXF23mmF1.4の方ですが、こちらは比較的お値段は高いですが歪曲収差を光学補正のみで極限まで低減したりと、光学性能に優れています。
さて、まずは外観から見ていきましょう。
富士フイルムのXFレンズは金属製で、とても作りがいいですよね。ずっと富士フイルムを使っていると忘れてしまうんですけど、他のマウントのレンズを使ってからまた触ると。レンズの質の高さを思い出します。
さて外観ですが、購入した当初のXF23mmF1.4Rには花形フードが付属しています。
花形フードでもいいんですけど、富士フイルムが純正で別の角型のフードを出していてそれがまたかっこいんですよ。XF23㎜f1.4R を買ったら是非こっちのフードで運用してほしいなと思います。
金属の角型フードかっこいいでしょ?
XF23mmF1.4R への愛が一層深まりますから是非使ってほしいです。
⇒XF23mmF1.4R角型メタルレンズフード(LH-XF23)はXF56mmf1.2にも使えて超おすすめです
X-T3にXF23㎜F1.4を付けた時の佇まいが最高です。
大口径レンズですが、スナップレンズとしてつけっぱなしでもいられるサイズ感かと思います。
クラッチ機構について
正直なところマニュアルクラッチの構造はあんまり使用できてないので、レビューすることができないっていうのが本音です。
理由としては僕は完全なMFレンズも普段から使っています、完全なMFレンズは比較的小型なので、鏡胴が細く回しやすいのと、ピントリングの重さがちょうどよかったりします。
⇒【作例】フォクトレンダーノクトン 40mm F1.2 Aspherical VMと富士フイルムX-T3
XF23㎜f1.4Rは比較的鏡胴が太く、同じ手の位置からピントリングの回す幅が少なくなってしまい扱いずらいと感じてしまっています。ただこれは僕個人の意見なので、一般的には十分扱いやすいのかもしれませんが、そういった理由であまり使用していません。
単純にオートフォーカスがX-T3になってとてもAFが快適になったというのも大きいです。
⇒富士フイルムX-T3の爆速AF、瞳AF、フォーカス精度があるから使いたくなる、おすすめレンズ3選。【作例追加】
XF23mmf1.4Rの作例。空気感を切り取るかのような描写。
僕が何でこのレンズにそんなに魅力を感じしてしまったのかというと、その場の空気感をごそっと切り取ったかのような描写をしてくれることです。
空気感っていうとすごく曖昧なんですけれど、なぜかそう感じることが多い描写をするんですよね、このレンズ。
XF35mmf1.4より焦点距離が広いので周りの景色の分量も必然的に多くなるからその雰囲気も込みの写真になっているという感じかなと思います。まぁただの感想ですが
人物写真
例えばこういう写真。35ミリの焦点距離の広角なんですけれども、F値が1.4と明るいので被写体は立体感が出て周りは緩やかなボケ量な絶妙なバランスを作り出せるなぁと感じています。
この写真でもそう。息子の立体感は損なわずに周りの空気感がすごくよく表現されているなと思います。
換算で50ミリだと切り取りとる思考になるのですが、換算で35ミリだとスナップ的な思考でパシャパシャ撮っていけるなと思います。
23㎜(換算35㎜)でスナップ写真を撮れるようになりたい憧れ
スナップ写真でもXF23㎜f1.4 Rを使うと見たままよりやや広く写る印象になります。冒頭にも言ったのですが、スナップが得意なレンジファインダー機では、換算35㎜が標準レンズみたいに言われたりします。
ライカとか。ライカとか。
換算35の広角スナップに苦手意識があるんですけれども、このレンズなら何とかやっていけそうだなと不思議な魅力があるレンズなんです。
この焦点距離で、スナップが上手にできるようになりたいというあこがれもあったりします。まずは、使い込んでみないとですよね。
例えばこの上の写真は換算60mmで撮影しました。切り取る意識で撮っているスナップ写真なんですが、僕は普段はこういう感じの頭になってしまっていて、広く撮るっていうのが意外と難しいんですよね。
ふと上を見上げた時の信号の写真なんですけど、被写体と周りの背景の比率何となくこのレンズっぽいなーっていう広さ。
息子の大好物なバナナなんですけどこういうさくっとしたスナップでも自然な立体感が出ていいなぁとなんとなく思ったり。
なんでもない日常の写真です。そんな日常の写真を何気なくのこせる焦点距離です。
シャドー部分も黒潰れせずにしっかり粘っています。
しっかりよれば背景はかなりボケます。この辺りは被写界深度のがかなり薄いので、表現の幅が広がりますね
このくらい寄れれば日常のスナップで困る事もほとんどありません。
なんでもなさそうなスナップですが、f1.4の浅い被写界深度では、手前の白い車はボケているんですよね。たぶんこういう微々たる所にf2と、f1.4の雰囲気の違いが出てくるのでは?と思っています。
どことなくピントが合ってないような写真に見えるかもしれませんが、紅白の紐のところにはしっかりとピントが合っています。被写界深度が浅いので、自然な立体感がうまれていますね。こういう写真はこのレンズの良さを感じるところかなぁと思います。
切り取りすぎないけど、立体感が出る不思議と雰囲気が出るレンズ。
親しい人、家族とか友達とかそんな人を撮るのに向いているレンズだと思う。
なぜこのレンズが親しい人とか家族とか友達とかそんな人の写真を撮るのに向いているかなぁと感じているのは、自分のパーソナルスペース的な1メートル以内とかにいる人を撮るのにとっても向いているレンズだなと感じます。
子供と数メートル離れるのって難しいですよね?自分と手を繋いでいたり、目の届く範囲で可愛く子供を撮れるレンズではないかなーと。仲のいい友達じゃないとそんなにベタベタ近くに寄ったりしないですよね、そういった意味でも親しい人を撮るレンズかなぁと。
どうしてもあまりに離れすぎるとのぺっとした感じの写真になったりするんですけど、近い人を撮る時にはすごく立体感が出て周りの自然なボケも入りいい雰囲気の写真が撮れると思います。
XF23mmf1.4 R を日々使っていて思う事。
富士フイルムのレンズはどのレンズも、本当に最高の描写をしますよね?
「富士フイルムのレンズにハズレ無し」
といわれるくらいやはりこのレンズも大当たりのレンズだと僕は思います。中望遠単焦点が好きな僕なので、最初は23mm(換算35mm)に若干の苦手意識があったりしましたが。(今でもあるよ?)
使えばつかうほどXF23mmf1.4 R は魅力的なレンズだなと思うのです。
いろいろと絶妙なんですよ。ほんと